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ジョブ難民が見たデジタルの日常(12/3)
土曜日の午後、隣町にあるファミレスで仕事をしています。
本当は、自分の仕事場で仕事をすればいいのですが、どうにもこうにもうまく進みません。
自宅で仕事をする選択肢もあるにはあります。
ただ、性格上、プライベート空間で仕事をするといろいろな甘えが出てうまく仕事がはかどらないようです。
「なら、自分の居住地のカフェとかで仕事をすればいいじゃん?」
おっしゃるとおりであります。
本当は地元にお金をおろすべきところですが、以前、近くのカフェで仕事をしていたら、知っている人に話しかけられて仕事どころではなくなった経験があります。
人と話すのは嫌いではないのですが、集中したいときとか、サウナで物事を考えたいときとかは一人になりたいので、やむを得ずあまり知り合いがいないであろうカフェ、ファミレスを渡り歩くことになります。
まさに「一人ジョブ難民」であります。
さすがに、休日のお昼、家族連れや女子会?などでにぎわっています。
「仕事に集中できないのでは?」
という心配もありますが、それは全然気になりません。
それよりもこんなにぎわっているところで仕事して、2席分も占領して、「お店には迷惑じゃないかしらん?」と思ったりもします。
また、いろんな発見もある。
自分の席の通路挟んで向かいには、ママひとり、未就学(と思われる)子ども3人の家族連れがいます。
さすがに子どもは自由で、テンションが上がって大声で話す子どももいれば、靴を脱がないで椅子に座る子どももいれば、注文してないのにドリンクバーに走っていく子どももいます。
ママはそれを注意して時には実力行使して制止しながら、タブレットで子どもたちの注文をてきぱきとしていきます。
まもなく、注文された「お子様ランチ」を無人ロボットが3人分運んできました。
慣れているのでしょう。
子どもたちは、ロボットが運んできた「お子様ランチ」を受け取ると、去っていくロボットに「ありがとうー」とあいさつしながら、お子様ランチにかぶりつきました。
一通りお子様ランチを食べていた子どもたちでしたが、一番年齢が上と思われる子どもが、店内の防犯カメラに気付きました。
「防犯カメラってお客さんを見張って、悪いことをしている人を見つけるんだよ」
ママにそんなお話しをしながら、デザートまで平らげて、家族連れは帰っていきました。
自分が子どもの頃はおろか、10年前にも見られなかった光景。
AIが進み、デジタル化、効率化された日常を、子どもたちは当たり前に生きています。
時代に抗おうと思っても、この流れは止めることができません。
一方、いまだ行政、企業の中には、紙ベースを中心とした、非効率的な仕事が蔓延っています。
もしかして、その際たるものは議会なのかもしれません。
僕は、混とんとした先行き不透明な時代における、高度化し、細分化する業務については、デジタルベースの効率的な仕事が必要だとする立場です。
3年にも及ぶ感染症の拡大とその対策をみると、そのことが一層明らかになった気がします。しかしながら、行政では次に揚げるような非効率的な業務が当たり前に行われています。
緊急的な業務に対し、限られた人員を人海戦術で酷使しながら乗り切る。
消費喚起のために、プレミアのついた紙ベースの商品券を配る。
平日の朝に希望者を募り、公共施設の予約抽選会を開催する。
業務の負担を減らしながら、ユーザーの満足度を上げる・・・。
行政で言えば、デジタルによる行政コストの削減と住民サービスの向上ということになるのでしょうか?
来週に行われる一般質問はこういうことを取り上げたいと思っています。
でも、その一般質問の原稿を書くためにファミレスに仕事に来たのに、活動日記を執筆してしまう自分が、一番効率的ではないのかな・・・とも思った土曜日の午後であります。