突然、移住することになりました
子育て支援住宅が当たりました!
予想外の展開に2人であたふたしたのが、とある日の23時のこと。そしたら自然と涙が止まらなくなって、、、
※今回はちょっと長いです🤏🙃
きっかけは移住支援金
"いつか叶えたい夢"のはずだった
出会った頃から田舎暮らしに憧れていた私たち。
山も海も好き。いずれは都内にほど近くお気に入りである山梨に落ち着きたいけれど、海も捨てがたいから、小田原・熱海・湯河原あたり、静岡の三島もありかな〜と。
最初は「少しずつ最終目的地に近づいていくのも良いよね」なんて話していました。定住前にさまざまな土地で生活するのも面白そうだね、と。
そして、いずれは家を建てたいので、土地探しをするためにも、定住先でしばらく賃貸で住める場所を確保したいと思っていました。
とはいえここまでは、
漠然とした"いつか叶えたい"夢の話。
急に差し迫ってきた移住計画
そこから移住計画が差し迫ってきたのは、移住支援金の支給が決まっているのが2024年度まで、と知ったこと。2025年度以降は未発表で、どうなるかは正直分からない。
そして気になる金額は、というと...
夫と私、息子の3人家族である我が家だと、
なんと200万円!!
どう考えても補助金の存在は大きい...。
「いずれ移住」というより「なるはや移住」でもよいのではないか。
補助金をもらう条件に当てはまっていそうだと確認したことをきっかけに、移住することを現実的に考え出しました。
令和6年より申請期限が「転入日から3か月以上1年以内」から「転入から1年以内」に変更になったことも後押し。
当年度の申請は1月中旬頃だから、予算の上限に達していない限りはぎりぎりに転入しても申請できる、ということです。
また、申請日から3年未満で転出すると全額、3年以上5年以内に転出すると半額を返還しなければいけないので、5年間ずっと住み続けることが条件なんです。
これで移住支援金を貰うためには、「定住希望先に令和6年の年内に移住完了」が望ましいことが確定。転々と定住先に近づくなど言語道断ですね。
いやしかし、考えてる時点で既に6月。
ちょうど臨月を迎えていた当時、子連れで引っ越しなんてできるのか...時すでに遅しムード😂
移住計画A案・B案
悩む中で風向きが変わったのは、子育て支援住宅を知ったこと。先住している夫のお義兄さんに教えてもらいました。
子育て支援住宅ってなに?
移住先での人とのつながりや子育てコミュニティをどう築いていくかは重要なテーマ。同じような子育て世帯が暮らしているのは、安心感がありますね。
広さも3人暮らしには十分で、なにより周りを自然に囲まれ、裏手には山々が見える⛰️✨
中部屋なので窓は少ないけれど、一歩外に出れば気持ちのいい場所。子育てに必要な施設も充実しており、立地も環境も最高なのは間違いなさそうでした。
しかも、家賃が格安!!
ゆっくり土地探しをして、どこの工務店にお願いするか、後悔のないよう検討する時間が必要なので、定住を考えている私たちにぴったり!気持ちが舞い上がりました。
とはいえ、選考がある。
万一当たらなかった場合に備え、事前に目星をつけていた新築の賃貸アパートへの引っ越しも視野に入れつつ、移住計画A案・B案を練ることにしました。
3年住むことを念頭に考えてみる
スピーディーに事が運び家を建てられた!なんてことはまず難しい。となると、息子が幼稚園に入るまたは小学校に入るタイミングまで、3〜5年は住むことになります。
A案・B案は、こんな感じ💁🏻♀️
A案:子育て支援住宅に入居
・築8年 / 3階 / 2LDK / 71.1平米 / 駐車場あり / 中部屋で窓がリビング・寝室内に3箇所のみ
・立地は山の麓、最寄りのICから車で7分
・目の前に図書館、裏手には山々、敷地内に芝生や遊具あり、周囲は長閑な田んぼ風景が広がる
・近くにスーパーや薬局、個人経営のレストランやカフェなどが充実
・9月引っ越し
・家賃が格安(36,000円/月)
・令和6年度の移住支援金を申請
B案:賃貸マンションに入居
・新築 / 2LDK / 1,2階 / 63.59平米 / 駐車場あり / 角部屋でAに比べて窓は多い
・立地は街中、最寄りのICから車で5分
・目の前に郵便局、裏手には民家、隣は小さな工場、一歩道を出れば大通り
・近くに大型スーパーやチェーン店が充実
・翌年2月引っ越し
・家賃は山梨では高め、東京ではややお得(安くはない)
・令和7年度も移住支援が継続したら申請可、無くなったらどんまい
A案が当たらなくても、B案があるからいいよね=移住という目標を達成できる、最終的にはそんなスタンスに落ち着きました。
移住って突然決まるんだ
当たらない前提で申し込んでみた
なぜ当たらない前提だったかというと、選考内容的に難しいと考えていたから。未就学児とはいえ、子どもが1人の我が家は不利だと思っていました。
ただ、この募集が次いつ行われるか分からないんです。この時たまたま3部屋の募集があったのですが、1年あまり募集がない期間があったりと、募集がある事自体が奇跡。
申込者全員分の住民票など必要書類を集めて、郵送で応募することにしました。
希望は3階の部屋でしたが、締切間近には4倍の倍率に。倍率の低い部屋に変更しようかとも思っていましたが、担当者に聞いてみるとどの部屋も3〜4倍。
完全に気持ちはB案に向かっていました。
まだ心の準備が...
そうして諦めていたある日、ポストを見に行ったら北杜市から郵便が届いていました。
なんと当選通知!!
もうびっくり。うれしい気持ちより驚きの方が大きくて。
当時は私はまだ実家にいたため、夫と電話していた23時に確認して教えてくれたのですが、電話をしてから2時間ほど涙が止まらないのです。
今の家にずっといるつもりなんてまったくないのに、この家にいる間にできたたくさんの思い出がそうさせるのかな。。。
同棲するために引っ越してきたこと。
DIYで家具を一緒に作ったこと。
毎週一緒にスーパーへ行ったこと。
美味しいご飯を一緒に作って食べたこと。
けんかするたびに仲直りしたこと。
いろんな場所にお出かけして、おかえりと言い合ったこと。
何度も模様替えをして居心地の良さを追究したこと。
結婚生活が始まったこと。
休職中に支えてくれたこと。
結婚式の準備をがんばったこと。
妊婦期間を一緒に乗り越えたこと。
夫と絆を深めたのが今の家だから、その思い出に別れを告げるのが惜しい、そんな感覚でしょうか。(思い出はなくならないけどさ...)
まだ子育ても始まったばかり。
夫も、想定外の事態にやや困惑といった感じで、二人でどうしよう😵💫とまさにこんな顔になりながら答えを出せずにいました。
義母の後押し
実母や周りの友人に話すと、いいじゃん!と前向きな一方で、小さな子連れでの引越しには慎重な意見がほとんど。普段ポジティブな私も、自信ないな〜と前向きになれないでいました。
そこで夫が義母に話してみたところ、「なにを悩んでいるの?今いる家は通過点でしかないんでしょ?」と。
義母強し😂
このひと言で話がさくさくと進むことに。
背中を押されたというより蹴られたような感覚だったそうですが笑、今思えばとてもありがたいひと言でした。
いろいろ進んだ現在地
お家の契約が済み、事前の説明会に参加して、一通り必要な手続きが完了しました。また、引越し業者の選定も終わり、引越し日も決まりました。
夫が先に引越しをして、私とその時3ヶ月になる息子は翌週に追いかける予定です。ある程度出来上がった環境がないと小さい子を連れては引越しできないなーと。空白の1週間は実家に泊まります。
そして、ここからは現実です。
引越し準備、やるしかない。笑
毎晩3時間おき睡眠をしていると、なかなか日中ものんびりしがちです。引っ越し作業、全然進まない!笑
けれど、これもいい思い出になりますよね。
移住は私たちの夢の第一歩。
これから始まる新しい生活にワクワクしながら、今の生活も残り1ヶ月ちょっと楽しもうと思います。
それではまた👋