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まちづくりワークショップの必要性

このページを開設したキッカケでもある『まちづくりワークショップ(以下、WS)』について、今回は、触れたいと思います。

今回ご紹介する本は、
「実践 地域・まちづくりワーク 成功に導く進め方と技法」
(著者:谷口 守、発行所:森北出版株式会社)

https://www.amazon.co.jp/実践-地域・まちづくりワーク-成功に導く進め方と技法-谷口-守/dp/4627486413


この本では、WSのテーマ設定から準備、情報収集や調査の仕方、議論の進め方や発表の仕方などWSを行うに必要な知識や技法を一連の流れに沿って紹介されています。

その中で、WSの必要性やWSで議論を進めていく上で重要な役割を果たす「ファシリテーター」について触れたいと思います。

■WSの必要性

過去の地域づくり・まちづくりは、国や市町村が決めることで、市民や学生は何もできないものでした。しかし、現在のまちは、人口減少や高齢化など多くの課題を抱え、
「地域のことは住民に考えて決めてもらってかまわないし、むしろそのほうがありがたい」
という姿勢に変わりました。

現代だとSNSを通じて意見や情報交換が容易となりましたが、
地域に直接かかわるメンバーが直接集まり、顔をあわせてその場を共有しながら意見交換していく行為にはかないません。

このような実際に人が集まる意見交換の場を
『ワークショップ(WS)』といいます。
(P2-3抜粋)

WSの醍醐味は、顔をあわせて対話をすることができることだと私は考えています。

AIが発達して、なんでもAI!みたいな時代がいつかはきてしまうのかもしれません。
でも、人間の感情や想いを汲み取ることは、同じ人間にしかできないと思います。
まちづくりは、様々な立場の人が様々な想いを抱いて作るものです。
だからこそ、顔がみえるWSという手法は必要だと考えます。

■WSには必須!ファシリテーターとは…?

WSと、一口に言っても目的やターゲットに応じて、
実際にまちを歩いてみるワークだったり…
与えられたテーマについてグループでの意見をまとめてみるワークだったり…
と形態は様々です。

このような一連のワークにおいて、
『ファシリテーション』という行為がとても重要になります。

『ファシリテーション』とは、
WSなどの場を切り盛りすることを指し、具体的には参加者に発言を促したり、議論の流れを整理し、相互理解や合意形成を導くことです。

そして、この役割を担う人のことを『ファシリテーター』と言います。

リーダー的な役割を担いますが、決してリーダーではありません。

参加者の中からリーダーを生み出すための陰の立役者であり、
自らファシリテーターにならなくとも、ワークの場でどのようにふるまっていくのが
より適切かということを理解することが大切です。
(P7-8抜粋)

ファシリテーターってほんと難しいなとやっていて思います。
でも、難しく考えずに、まずはできることからやってみるのがいいのではないかと思います。(私自身も日々その精神で取り組んでいます。)

たとえば、話をしっかり聞く(傾聴する)、ひとつひとつのご意見を大切にし、なぜそう思ったのかを汲み取る、記録をつけるなどなど。

自身のできることを最大限に活かす姿勢、活かせる場をつくることが大事だと思います。

【まとめと感想】
最近仕事でWSを行いました。主催者側が参加者を集めるために懸命に動いておりますが、
なかなか情報が伝わらない…
両者をつなぐ専用のサイトとかできたらいいなあと思いました。

この記事を読んでくださった方がひとりでもまちづくりに興味を持ち、
WSなどの場に足を運んで頂けたらなと思います。

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