即興!ワークショップでの発表のコツ
以前の投稿で、ワークショップ(以下、WS)の必要性やファシリテーターについて書かせて頂きました。
今回は、WSの話の延長で、当日にグループで話し合った内容を全体共有で発表するときのポイントについて
「新人広告プランナーが入社時に叩き込まれる「プレゼンテーション」基礎講座」
(著者:長沢 朋哉、発行所:日本実業出版社)
を参考に触れたいと思います。
https://www.flierinc.com/summary/459
■プレゼンテーションの本質
プレゼンテーション(以下、プレゼン)に限らず、物事の上達には、技術を積み上げる前に「本質」を理解することが大切です。では、プレゼンの本質とはなんでしょう。
①「主張」を伝えること
②「目と耳」に訴えること
この2つを意識した上で、資料作成や話し方、身振り手振りを踏まえて伝えていきます。
(P14-25抜粋)
本来、プレゼンは、それ用に事前に準備をした資料(パワーポイントや企画書など)があります。発表≠プレゼンです。しかし、上記の本質は、即興で発表するときのポイントと共通する点もあるのかなと感じました。以下、この2点についてご紹介します。
■「主張」を伝えるには?
ビジネス・プレゼンにおける「主張」は、結論と根拠(理由)がセットになっていることが条件です。単なる気持ちや願望だけでは、不十分です。
(P54-55抜粋)
WSの即興発表には、グループで話合っている最中に参加者の話をよく聴くことが重要だと言えるでしょう。大概のWSでは、白紙模造紙や付箋、ワークシートが用意されるので、話し合いながらそこにメモとして記録を残していくことがポイントです。何故、その主張をしたのか、その主張に対して他の意見はどうなのか、簡潔にまとめられメモができると、発表時はそのメモを辿って伝えていけばいいのかなと思いました。
■「目と耳」に訴えるには?
目に訴えるのは主に「人の動き」と「資料の文字」。
耳に訴えるのは主に「人の話」。
(P24-25抜粋)
WSの即興発表では、目で訴えるのは「人の動き」、耳に訴えるのは主に「人の話」、すなわち発表者自身を見せる技術が問われると思います。パッション&パーソナリティを見せる技術です。
パッションを表現する技術→アイ・コンタクト
パーソナリティをみせるコツ→あなたの個性・人間性を活かす
目は口ほどにものを言うということわざがあるように、目は、自分の気持ちを伝えるパーツです。なんとなく目をあわせるのではなく、話を聴いて下さる相手に対して、真剣に聞いていますよ!意識してアイ・コンタクトをとってみてください。
また、個性・人間性を活かすために、変にキャラを作らず、自己開示するという意識で望むと聞き手に「この人に任せたい」と思って頂けるでしょう。
(P230-233抜粋)
話すときのポイント
「自信を感じさせる」と「メリハリをつける」
聞き手に自信を感じさせるには、語尾まではっきりとしっかり言い切ることと、声を遠くまで届ける意識をもつことです。また、メリハリをつけるために、声に強弱をつけることと、スピードと間を意識することがポイントだそうです。
(P196-205抜粋)
【まとめと感想】
即興の発表に対応するには、これまで述べてきたことを意識した上で場数を踏むことかなと感じました。何事もすぐにはできませんし、上達するには時間もかかります。
また、この本では、資料作成など準備段階からのポイントがぎゅっと詰まっています。
WSだけでなく、発表・プレゼン全般に通じる点が多いため、ぜひご興味ある方は読んでみて下さい。
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【毎週土曜22:00ごろ更新】ご覧頂き、ありがとうございました。
※少しずつですが、暖かくなってきて、春だなーという感じになりましたね。公園で花見でもしたいものだ~。
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