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#国土軸の旅(3日目②)雨の京都国立博物館!(の庭)・耳塚・豊国神社・京都駅

出オチとはこのことである。
2021年12月7日の京都は朝から雨だった。
さっさと屋内に入るつもりが、むしろ屋外だけを見る流れになっちゃった。まぁ金は安く済むからいいんだけど、そういう問題ではないだろう。

流石にこの出オチで意気消沈したのか、お庭についてはツイートすらしなかったようだ。

平成館くらいは入れると思ってたよ
なんだっけ?
京都はまだ紅葉の季節?
いやなんだっけこれ……

お庭はコンセプト不明で、よく考えると海外産のものが多いような気がしないでもない。まぁシルクロード由来と言った方がよいかもしれない。
これはこれで味があった。

10:01 なんか茶室堪庵はやってた
タンアンの見学時間は正味3分くらいだった。
10:05 ウオー落葉だ!

名残惜しい、というか悔しい京都国立博物館を後にして坂を下るが、それは写真の坂ではない。

10:13 京都国博からマジで近い
でかい
思ったより豊臣っぽさを出そうとしている。

京都国立博物館に隣接している豊国神社は豊臣秀吉を祭神とする神社で、これが大阪ではなく京都にあるあたりが少しだけ面白い。

そういえば織豊政権期のことを安土・桃山時代と呼ぶのが一般的なのだが、安土が現在の滋賀県近江八幡市なのに対して(伏見)桃山は現在の京都市らしいから、豊臣政権は太閤秀吉の権威に拠っていたこともあり、京都政府だったのだろう。秀吉が死んだのもまた桃山でのことだ。

秀吉=大坂のイメージは、むしろ秀吉死後に大坂城に移った秀頼が実母とともに燃え盛る大坂城の中で死んだことによるものではないか。

数百円払って宝物殿をダラダラと見て、外に出るとやたら大きな鐘があった。なんとあの「国家安康 君臣豊楽」の鐘ではないか!

10:39 親切に例の文言に印が付けられている。
この鐘楼が建て直されたのはなんと明治17年で、それまではずっと「呪いの鐘」として地面に放置されていたとか。

この頃になると雨足も少し強まったため、早めに街歩きを切り上げようと駅へ急ぎ足で向かう。

10:44 耳塚は流石に現役の慰霊施設といった趣
日本語とハングルによる表記の解説文
これが森見作品に出てくる自転車泥棒(合法)か!と興奮してしまった。確かに京都は自転車の路駐が多い。

取り敢えず京阪本線七条駅を目指す。

世にも珍しい…程ではないが目を引く集合住宅併設型の郵便局
狭い路地すき
10:58 買う人いるの…か?
11:08 取り敢えず京阪電車へ。

京阪本線七条駅の隣駅となる東福寺駅でJR奈良線に乗り換えて京都駅へ向かう。微妙に接続が悪かったので、いっそ早歩きで向かった方がマシだったような気がするが、雨天なので仕方がない。
ちなみにバスに乗るという選択肢はなかった。2度も乗り間違えた京都市のバスには乗りたくなかったのだ。

11:10 京阪本線東福寺駅。JRホームには高校生ばかり。
11:33 エスカレーターが長すぎる!
11:38 人生初(!)の京都駅はあまりにも都市的な洗練されたデザインの駅舎であった。1年に1度は訪れなくては気が済まないような気がする。
12:34 ヨドバシカメラ京都駅前
12:06 牛カツ京都勝牛 京都ヨドバシ店
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京都駅に着いたが時間に余裕がある(*ない)ため地下街直結のヨドバシカメラにて勝牛を食べる。世にも珍しい期間限定衣付きマグロの美味は今でもほんのりと覚えている。
食後にヨドバシへ来た真の目的、モバイルバッテリーを購入。なんとなく旅先で買ったら無計画っぽくて面白いよな〜という理由で先延ばしにしていたが、流石に観念して買った。

13時ちょうど発の新快速に乗り彦根へ向かう。
「国土軸の旅」などと銘打っておきながら、青春18きっぷシーズン直前ということもあって、敢えてJR線を使わないようにしていたために、旅行初の本格的な長距離JR利用となる。
いよいよ狭い意味での京阪神都市圏から出る、というわけだ。

(3日目③)雨の彦根城(仮題)へ続く。

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