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アニメ『のんのんびより のんすとっぷ』(3期)10話感想〜ひがかげったりてれたりした〜

あらすじ(公式HPより)

お正月、宮内れんげは玄関に飾られた門松を見て「かっこいい」とご満悦の様子。ふと郵便受けを確認すると、年賀状が届いていました。
分校の皆からの年賀状を確認したれんげですが、なぜか少し残念そうな表情で…。
その後、家族にも届いていた分の年賀状を手にして茶の間に戻ると、姉のひかげがお年玉を貰おうと一穂にしがみついていました。あまりにも必死なひかげを見たれんげは…。

Aパート&Bパート〈ひかげ編〉

これらのパートはひか姉がいつも通り醜態晒したり突っ込んだりするパートなのだが、あえてパート感想を統合した。
それはなぜかというと、ひかげパートとCパートのほのかちん話の"温度差"がエグいことになっているからだ。もはや1話の中に2つの異質な話をブチ込んだとしか言いようがないのだ。
そんで、コレをちょっと遠回しに表現すると「寒くなったりあったかくなったりした」になる。 
ついうっかりこの落差は3期の原作ストックが豊富すぎるというか、アニメ最終話と原作最終話を同じ内容にするためにはこうやって切り詰めなくちゃいけないし、アニメ1話ぶんに統一したテーマをもたせるために編集したり完全アニオリを2話も用意したりぴーとのようなことは二度と出来ないのである。
だから詰め込まれた。実際Cパートだけならひかねぇがいなくても話は成立するのだ。

(ただ、1期4話もあくまでCパートしか使ってないので「原作ストックが多すぎる」だけに原因を求めるわけにはいかない。それにしてもキャラが濃いというか他の話と混ぜにくいひかねぇ回と足すこたぁなかったとは思うが、季節変更のきかないお年玉回と吹雪回があったのでしょうがないのだろう)

ひかねぇの声が想像以上にクッソ情けない!
個人的には雪子おばさん!のくだりがすき。
「流石はこのみねぇなんな〜〜」

吹雪の中でコントをするのはリアルタイムで変なこと言おうとして頑張って結果的に変なことを言えちゃうのんのんびより のいつものシュールさみたいなやつの真骨頂であった。


生きた彼女らのひかねぇに突っ込ませたる!という熱が伝わってきて、あったかくなったりした。

Cパート 〈冬のひなたぼっこ編〉

帰ってきたほのかちん!
太陽の下元気いっぱい無念を晴らすかのように、失った時を取り戻すかのように、そんなこと微塵も気にしていないかのように遊び散らかす2人はいいし、それを見守る駄菓子屋もよい。俺もああ無邪気に遊びたかったな〜

まるで幻想風景であるかのように美しく澄んだ冬空はやがて暮れてゆく。ほのかちんとの別れに気付いてしまったれんげは思わず逃げ出してしまう。ばけーしょんでの「なっつん!」を自分では活かせなかったのだ。人間そんなものであるし、ましてや小1だからしょうがないのだろう。
ここでちゃんと「やりなおし」させてくれるのがこの作品のいいところなのだ。そしてそれをお菓子袋もって後押ししてくれるのが駄菓子屋というのがもうサイコー。
「ちゃんとばいばい言えたのん!」
さよならはまた会うためのおまじない。
離れないように、はぐれないように、繋ぐための。

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