
ゆるすぎる無計画ゆるキャン△聖地巡礼記(2024秋・浜名湖編)
昨年の6月に山梨県南西部(身延町あたり)にある『ゆるキャン△』聖地を巡ってみたが、これがなかなかよかったので第2弾として山梨県に一切入らない聖地巡礼をしてみた。
山梨県にはもう一度行ってみたかったものの、前回から半年も経たないうちに行くよりは暫く間を置いたほうがよいだろうとの判断による。
今回のおおまかな旅程は浜名湖→浜松→大井川鐵道というもので、あいも変わらず無計画なのでそれ以外は特に詰めないまま新千歳空港を発った。
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①弁天島エリア(浜松市中央区)
名鉄の中部国際空港駅を出て最初に降り立ったのは名古屋市熱田区にある名鉄神宮前駅。
本当は名古屋で映画聖地も見たかったが諸事情により時間がなくなったため断念。
その後名古屋本線に乗り新豊橋駅まで向かい、豊橋駅前のマケイン(『負けヒロインが多すぎる!』)聖地をさらっと巡ってからJR東海道線に乗り最初の目的地弁天島駅に向かう。



弁天島エリアはかつてなでしこが住んでいた土地らしく、24年には弁天島にかかる橋の工事看板がゆるキャン△をモチーフにしたのではないかと話題になった。
上りホームに停車するJR東海道線を走る列車は昼下がりにも1時間に3本ペースで来るので、取り敢えず24分間滞在することに。
まずは駅に面した国道301号線を渡り浜名湖へ。



作中(2期2話)では志摩リンが大晦日に沖合の鳥居を見に来ていたが、現実にはゆるキャン△鳥居(?)があり、神秘性がまるでない。地元民らしき老人2人がゆるキャン△看板の隣の東屋でずっと大きな声で喋っているのがとても風情があってよい。彼らの裏を通って懐かしき(途中で観るのやめたけど)ガブドロ聖地も見ておく。


滞在時間5分で浜名湖畔を後に浜名湖に架かる橋へ。要は駅の裏側(北側)へ進むということだ。





通過する新幹線の轟音を背にさらに千鳥橋を渡り北に歩くといよいよ渚橋。
これがゆるキャン△で登場した橋である。


この渚橋へ着いたのが15:31で、24分滞在コースは既に崩れていた。15:29発の電車の1本後の15:46の電車で浜松へ向かうことに。
流石に志摩リンが利用した渚園キャンプ場へ行く時間は無いので駅に戻る。


無事15:46発の電車に乗って浜松へ。
電車に乗った直後に浜松とは反対方向に乗って新所原へ向かえば予定より50分くらい早く天竜浜名湖鉄道に乗れることに気がついたがもう遅い。
②佐久米へGO(浜松市浜名区)
16時前に浜松駅へ到着。
予定より2時間くらい遅れたがあまり気にしないで浜名湖佐久米駅へ向かう。




遠鉄バスの45系統は個人的に好きな路線で、浜松城の横を通って姫街道と金指街道を通るため浜松の歴史を感じられる。特に三方ヶ原古戦場跡を通り過ぎた時には戦国時代好きでなくとも少し興奮した。ちなみにゆるキャン△聖地ではない。




天竜浜名湖鉄道の金指駅は妙にJR北海道っぽいなと思い、調べてみると元国鉄二俣線の駅らしい。なら仕方がない。
元々ゆるキャン△season3ラッピング列車に乗るつもりだったが、車両故障のためこの日は運行されていなかった。いずれリベンジしたいところ。
時刻表を読み間違えて列車に乗り損ねそうになったが、なんとかスズキラッピングの車両に乗る。



ここは作中(2期3話)で志摩リンと各務原なでしこが合流した場所で、また昼間に訪れたいところ。無計画と旅程崩壊はよくない。
(実は同伴者が搭乗時刻を間違えたため2時間近い行程遅れが生じている。僕も不整脈のため常滑市内の病院を訪れたためちょっと遅れた。)
聖地のうなぎ さくめは閉店時間が近く、同伴者は既に入れないのではないかと主張したが僕はまだ閉店時間ではないので入れる!と無根拠に信じて行ってみたところ、入れた。そうでもなければ夜の浜名湖佐久米駅に来た意味がなさすぎる。

上を注文。3000円以上も払うと流石にソフドリ数百円程度が誤差に見えるためウーロン茶を注文。僕としては珍しい。
ちなみに作中と同じカウンターには座れなかったものの、後でウナギを捌くシーンを見るとちょっとキツかった。
味はよいものの、滞在時間小一時間程度であったから、あまりゆっくり食べられなかった。これもまた無計画の弊害である。





浜名湖佐久米駅から新所原行き列車に乗る。
固定ボックス席なので窓割りがよい。
ちなみにこれを見たおかげでJR北海道の特急の窓割りが妙なのは向かい合わせに回転させた時が一番よくなるように設計されたからか!と今更気がついた。
旅行っていいネ!




新所原駅からまたJR東海道線に乗って浜松へ。
510円の運賃が無駄にも思えるが仕方ない。
(大井川鐵道編につづく)