
もし降る雪が感情の妖精なのだとしたら
降雪量の多い時は それだけ たくさんの感情が動く事があった後なのかもしれないな。
自然の摂理に基づいて成るべくして成っているのは重々知っているんだけど 世の中 正論で押し付けられると心がオーバーヒートしちゃったりするんよ。
だから。
なんで雪って降るのか。
それをお洒落に考えてみたって悪くないだろうさ。
シンシンと降り積もる雪からは 静かながら地に足がついてドッシリ構えてるみたいなさ。
包み込むような優しさをそこ儚く感じて。
水分量の多いシットリとした雪は 激しく打ち付けるように地面を叩いては 音を纏う。
ワガママに振る舞うことは 時には美しくも映りはする。
度が過ぎたり扱いを間違えば 火種になる。
近頃は ある所ない所 好き勝手に煙まみれで一酸化炭素中毒になりそうでさ。
実際に肺に吸い込んでないから気付けないのかもしれないが 火遊びのつもりが大火災の末 一酸化炭素中毒じゃあナンセンスで 方が付いてしまうよ。
何より。
自分も。
他人も。
杜撰に命を捉えたまま 生きていきたいか。
そこだろうね。
どっちでも 誰も何も関係ないんだけどね。
そう考えれば 何気ない『降ってきたなぁ…』が『失恋でもしたんかなぁ…』くらいには捉えられて カラーバリエーションが多くなるよ。
降りたてはフワフワでフカフカな純白な雪も 溶ければ質量が増していく。
これもまた一人ひとりの違い。
誰に出会って。
何に惹かれて
時間を費やして。
それをどう捉えて。
今は何を願い 望んでいるのか。
世界で起こっている目に見える出来事は いつでも何かを伝える為に視認可能になっている。
そう暫定しても そこまで的外れではない気がしててさ。
雪が ただ降るだけの存在なら 色んな降り方や性質になる理由もなさそうなんだよな。
だから 今回はタイトルに帰結するなぁ。
そんなことを思っておりましたよ。
時には フワフワの雪ですら悲しみに覆われた濡れ雪に感じてしまう。
その逆もまた然りでさ。
自分の心身以外に依らないでさ 目の前の景色や香り 状況を心で噛み締めてると飽きないなぁって。
空からなのか。
雲からなのか。
海からなのか。
はたまた 地球からなのかは永遠に解けない謎なんだけどね。
お知らせ妖精さんでも居るのかもしれないね。
また ひと粒降ってきたみたいだよ。