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大人受けする「小学生」という名の虚像。(2020/03/03の日記)
今日は一日中バイトでした。おわり。
──── 完 ────
と、なりかねないので、思ったことや考えたことを書こう。
なぜ休校 ぼくは学校に行きたい
なぜ五輪は良くて学校は駄目なのか。この小学生に反論出来る大人はいるのだろうか? pic.twitter.com/JfW24Wtflf
— 鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人) (@s_hiroki24) March 3, 2020
Twitterのタイムラインに、こんな投稿が回ってきた。
朝日新聞に掲載された「小学生が安倍首相に対してを学校は一斉休校にしたのにオリンピックはなぜ開催するかを問う投書」を紹介する内容だ。
内容の是非は問わないのだけれども、この投稿を見て思い出したことがある。
2014年にあった「小学生なりすまし事件」のことだ。
この事件は、ちょうど衆議院が解散して慌ただしかった頃、自称小学4年生の「中村くん」が友達数人と、安倍首相を始めとする世の中の大人に解散の理由を問うためにWebサイトを作成し公開したことから始まる。
当初は小学4年生という点で注目が集まるものの、大人でも作ることが難しく小学生が作ったと考えるには高度過ぎるサイトに疑問の声があがり炎上。結果としてはとあるNPO法人の代表が、プロに依頼をし作らせたものであることが発覚したという事の顛末である。
なぜ、この事件を思い出したかと言うと、新聞への投書と小学生なりすまし事件ではメッセージの構造がよく似ていたからだ。
「世の中の大人(特に安倍首相)に対して、小学生としての疑問の声を上げながらも、自分の意見は確固としてしてある」という点が共通している。
もちろん新聞への投書が、大人が小学生だと偽って投稿したものだと言っているわけではないというのは断っておきたい。
むしろ、そうであってほしくないと思う。子どもという存在が大人に利用されるのは、見ていて悲しいからだ。正統な批判は決して悪いことではないので、自身が正しいと思うなら、正々堂々としていてほしいという思いもある。
とはいえ、こういった「小学生ならではの素直な思いで、大人を批判する図式」は非常に大人受けするのだということがよくわかる。この投書を投稿したツイートも、かなりバズっているし。
子どもに対して「汚い大人の世界を知らぬ純粋無垢な存在」という虚像を、僕らはどこかで抱いている。
きっとそういった虚像は子どもだけではなく色々なものに抱いているんだろうな。
18日ぶりの久々のバイトで、疲れてしまった…。
いろいろと書きたいことはあったけれども、今日は、ここまで。
俺たちの平穏な日常を返してくれ〜〜〜〜!
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