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さらば、4年間過ごした家。(2020/03/15の日記)
引っ越しが完了した。
今は、実家にある自室にいて、入寮日まで、ここで暮らすことになる。転出届を出して、転入届を出していない今の僕は住所不定(無職ではない。今は一応学生なので)。
といっても、人と会ったり旅行に行ったりする予定であんまり実家にいることは無いのだが。
引っ越しをした心境
もっと号泣してしまうのかと思ったのだけれども、僕の心に尋ねるとそうでは無いらしい。
胸の内は、ちょっとした寂しさと大きな喪失感が占めているだけだ。
「引っ越してしまったから、もうあの家には二度と戻れない」ということを未だに実感値として認識できていないだけだと思う。
そう思うと「ただの式典でしかないわけで、コロナの影響で中止になってしまったけれど、まあいいか」と考えていた卒業式も、やっぱり無くなってしまうのは残念かもしれない。
「ただの式典」にも「卒業という節目」を実感させるという大事な機能があるのだから。
いつぞやの「つぶやき」にも投稿したのだけれども、日本という社会には合理性を欠くような慣習がいっぱいある。けれども、それをすべて廃止して合理性だけを追求した社会は、どこか味気なくておもしろみの欠ける息の詰まるような社会だろう。
無意味に思える慣習にも、忘れ去られていたり気が付かないだけで何かしらの目的があるはずなのだから。
大学は卒業する僕らに学士の資格を授け、卒業したことを証明してくれる書類を発行してくれさえすれば、それでいい。でも卒業証書が、ただ郵送されてくるだけは、やっぱり味気なくてつまらない。実感もわかないのだ。
これって引っ越しの心境なのか?
とりあえず、今の僕に言えることは、引越しで疲れて眠いので今日の日記はここまでということ。ほんとに眠い。
おやすみなさい。
あとタイトルにある4年過ごした家というのは、嘘で、正確には3年と11ヶ月と半月です。
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