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家族と東京観光②|鳥になった日

昨晩、「明日はディズニーにいくせん?」とゴテゴテの鹿児島弁で問いかけてきた母。東京来たらディズニー行くっしょと言わんばかりに意気込んでいる。

私は2年半前に上京してからはというものの、普段標準語で話しており鹿児島弁で話すことはない。というよりも、出てこないのが正しい。ただ鹿児島の人と話すと別だ。ゴテゴテに訛ってある鹿児島弁が出てくる。そりゃもうとんでもない。イントネーションとして、標準語が語頭を強めるのに対し、鹿児島弁は語尾が強くなる。加えて、地元の地域特有の言葉としては「〜せん」がある。使用するタイミングとしては、相手に同意を求める時が多い。「⚫︎⚫︎だよね?」が「⚫︎⚫︎だせん?」になる具合だ。

この3連休が終わったら、当分は私も鹿児島弁が抜けないだろう。職場では普段標準語だが、意図せず訛った鹿児島弁を披露することになりそうだ。目の前の席の、少し意地悪い先輩(大好きな先輩)にいじられる未来が見える。

話が脱線したが、今日はディズニーシー。
8:30に舞浜駅で落ち合い、モノレールに乗り現地へ向かった。最後に訪れたのは6年前。随分久しぶりだなと〜と思いを馳せながら、園内を歩く。

ソアリン:ファンタスティックフライト

今回、特に感動したのがソアリンだ。今更ながら感はあるが、初めて乗った。“湾曲した巨大スクリーン越しに広がる広々とした世界の各所”と紹介されており、どんな景色が待っているのだろうと考えを巡らせ席に腰を下ろした。そして、動き出した。次の瞬間、風を切って通り過ぎる音とともに、スクリーンが空に変わった!

ヒィーーーン、ヒューヒューーーー、ビューワーーーービューーーーヒューイーーン!!!!!

そして眼下に、世界が広がる。シャチのブリーチング。白銀の世界のシロクマ親子。生い茂る森に聳え立つ万里の長城。圧倒的存在感を放つピラミッド。ゼルダの伝説の世界観を彷彿とさせる大高原。

ゴォオォォォォォオオオオオ

同時に母の叫び声もこだます。
ワアアアアアアアアア(大興奮)」

目まぐるしく場面が変化し、その時々の匂いが風に乗って運ばれ、鼻腔をくすぐる。同時に繰り出される音楽は、異空間にいる感覚をさらに演出する。全てが調和した空間。あ。いま鳥になってる。鳥として大空を羽ばたいている。




空の冒険が終わった。生まれ変わるなら鳥になって大空を飛びまわりたい。きっと世界は感動で溢れているのだろうと。終始、感動が止まらなかった...母も喜んでいたようでよかった!

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