【来世でも行きたい】東京の至極サウナ5選
社会人になってからというもの、週に1度サウナにいっている。
どんなに疲労が溜まっていても、完全に心身ともに休まりリセットされる。
トリコでいう「アルティメットルーティン」に近いのかもしれない。
ある種の思い込みに近いが、本当に回復してしまうのがすごい。
私自身、東京の銭湯は大好きだ。
だが、いつの日かこの東京を離れる時がくる。
また東京を訪れた際に「あの頃は社会人として20代をがむしゃらに全力で駆け抜けていたな」と浸りながら、改めてサウナに入ることを想像して書いている。
今回はこよなく愛する都内のサウナを、備忘録がてらご紹介できればと思います。
昔ながらの安心感「新生湯」|品川区
暖簾をくぐれば、懐かしさを感じる下町銭湯。
地元の銭湯を思い出させてくれるような親しみやすい場所だ。
魅力は「露天風呂」と「ウッドデッキ」だ。
都内の銭湯で露天風呂があるのは珍しく、外気を浴びて入浴できるのは非常に嬉しい。
そして、ウッドデッキはテレビが放映されたサウナ室を出た後に向かう。
階段を上がった箇所にあるからか、心地良い風が流れ、脱力感をもたらしてくれる。
このウッドデッキの椅子に座るたびに、今週も仕事頑張ってよかったと感じる。
総檜サウナを楽しめる「富士見湯」|品川区
たとえ、奈落の底に落ちても壁をよじのぼり続け、訪れたいサウナ。
サウナ室には角度がついた座る箇所があり、身体を委ねることができる。
檜に包まれた空間は、絶妙な温度で保たれており高揚が止まらない。
そして、私が衝撃を受けたのは外気浴スペースだ。
サウナ室を出て早速、超軟水水風呂にダイブ。
そして、畳で敷き詰められた休憩スペースに、倒れるように身を委ねる。
全ての思考を停止して瞳を閉じる。
ふと朧げに目を開けると水風呂の波紋が、コンクリートの冷たい壁に影として揺れている。
加えて、「水風呂が放つ瑠璃色」と「照明が照らす明るく灰みがかった黄色」が空中で交わり、柔らかく抽象的な空間を演出していた。
寝返りを打ち、逆側の打ちっぱなしコンクリートに目をやると「整い方は自分でキメる」と。
そう。整い方は自分で決めないとね!
思わず口角が上がり、眠りについた。
「この銭湯は最近できたんですか?」
伊良コーラを片手に番台さんに聞くと、2年前にリニューアルしたとのこと。
コンクリートで覆われた外気浴スペースは、冬になるとその柔らかい雰囲気が更に増すとのことだ。
安定的に新生湯ばかり行っていたが、浮気する気しかない。
教えていただいた職場の先輩には頭が上がらない。
アッツあつのサウナ「文化浴泉」|目黒区
上京してから一番通った場所。
というのも2年間、池尻大橋に住んでいたこともあり週一で通い続けていた。
昔ながらの良さが残りつつ、清潔感のある銭湯。
やはりなんといっても一番の魅力は「100℃のサウナ室」だろう。
都内でも随一のアツさで、通常10分はサウナ室にいる私が6分ほどで悲鳴をあげてしまう。
心地いいボリュームでジャズが流れており、もっとこの空間にいたい。
そう願った矢先、「プシュ。シューーーーーーーー」
オートローシュが作動して耐えられず、ととのいスペースへと足速に逃げる。
一番思い出深い銭湯でもあり、定期的に訪れたい大好きな空間。
友達とチルなら「HUBHUB」|世田谷区
友人と落ち着いた時間過ごしたいなら、プライベートサウナHUBHUB一択だ。
私が訪れたのは下北沢だったが、都内に数店舗あるみたいだ。
セルフロウリュ可能なフィンランド式サウナで、“熱く”“暑く”語り合える。
あまりに自由な空間で、ある種の背徳感すら生まれる。
それほど、自分達だけの自分達を癒すためだけの空間。
聖地「サウナしきじ」|静岡県
都内じゃないやんけ。と思われるのはわかっています。
ただ都内に住んでいる方に向けて、一案として提案させてもらいたいだけなのです。
まず、私が過去1度訪問した際の流れはこちら。
1ヶ月前〜前日まで:サウナを控える
当日:都内でレンタカー借りる→しきじ→さわやかハンバーグ
聖地巡礼にあたり、極限までサウナ欲を高めて行くと決めていました。
当日は都内から約2時間の運転でしきじに到着。
・・・もう外観が神々しい!
車を降りた瞬間、空気が澄んでいるのか東京と空気が違うことに気づく。
友人一同で深呼吸してみた。
「ふぅーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーー」
「ああ空気が美味しいね」
もう幸せな空気に包まれている。
早速、聖地と言われるサウナに入ろうじゃないかと。
まずは、110℃フィンランドサウナを体感。
うお、息のできなさが尋常ではない。
今まで味わったことないアツさが空間に充満していた。
「とりあえず8分は絶対にいよう…」
だが…蒸されて息が詰まる息ができない。
5分ほどで熱気を帯びた箱から飛び出してしまった。
そして、逃げるように水風呂にダイブ。
ふぉお…水に包まれている感覚で頭が空っぽになった。
新しく生まれ変わった。きっと生まれ変わったんだ。
肌が嬉しそうで、自分も嬉しくなった。
爽やかな疾走感を纏い、そのあとは漢方の薬草サウナと交えて5周。
最大級の幸福を味わった。
サウナ後は、食堂では鯖定食を頼んだ。
そして、時間が経つのを忘れてトリコをひたすら読んだ。
ご飯が食べたら眠くなるものだ。
うとうとと昼寝をして、夕方にまたサウナを3周。
10:00〜17:00で楽園に滞在した。
日頃の頑張りが楽園の深度をあげてくれた。
帰りの運転で決めたことが、しきじは1年に1回絶対に行こうと。
1年間、必死に生きて生きて、労わる空間として。
とっておきの1日として、静岡に訪れようと心に決めた。
〆はさわやかハンバーグで、無事世界制覇!
独断と偏見の東京のサウナ5選いかがだったでしょうか。
都内に住む20代のサウナーはぜひ共感してくださると幸いです。
ではでは、今後もサウナライフを一緒に楽しみましょう。