動物愛護ファースト 〜ペットとの共生社会を考える〜
はじめまして、吉田 容(いるる)です。
この度、インターン生として25holdingsに加わらせていただくことになりました。現在国際教養大学の2年生です。地元の金沢からフルリモートの長期インターンシップとして働かせていただきます。
趣味は旅行とスポーツで、両親がスポーツ好きなこともあり、スキーと水泳は幼稚園から、テニスは小学生から、スノーボードは中学生から始めました。コロナ禍でも密にならずにできるスポーツとして、昨年の夏、ゴルフにチャレンジし、今現在1番打ち込んでいるスポーツです。機会があれば他にもさまざまなことに挑戦してみたいと思っています。
私はこれまで大阪やオーストラリアの動物保護団体でのボランティア、イギリスの動物保護施設の見学、秋田県の動物保護センターでのインターンシップを経験してきました。
そこで感じたことは、海外と日本におけるペットと人間の共生生活の差です。私は、25Holdingsのインターンシップを通してペットビジネスが動物愛護活動にどのように関与できるかを模索し、ペットと人間の共生社会の実現に貢献していきたいです。
この記事では自己紹介と共に、私が感じた海外と日本の差についてご紹介したいと思います。
動物愛護について少しでも知ってもらえる機会になれば嬉しいです。
Life with My Dogs
私の人生の一部であり、私の人生をより豊かなものにしてくれたのは、間違いなく愛犬である、グート、ベッサー、ベストの3匹です。愛犬との生活は小学3年生から始まりました。その時に「The Ten Commandments of Dog Ownership (犬の十戒)」という犬からのメッセージが綴られている短編詩を読みました。私はこの十戒を犬と暮らす上で常に心に留めておこうと心の中で誓いながら、生活しています。
愛犬3頭は私がどんな状態の時でもいつも傍にいて無条件で愛情を注いでくれていた唯一無二の存在です。一緒に全国を巡った旅行や犬のイベントやドッグカフェ巡り、楽しい思い出が私の宝物になっています。
愛犬がシニアになり、最近、2頭の看取りを経験しました。この時に振り返ったのが「犬の十戒」です。飼い主としての責任と別れの辛さを実感し、以来、“毎日がメモリアル”と思いながら愛犬と生活しています。愛犬が私に与えてくれたものは、決して目に見えないものですが、あたたかくて、幸せなものです。この25holdingsでのインターンも愛犬が導いてくれたものだと思います。
Gap Year
私が愛犬と毎日幸せな日々を送っている一方で、世界中には飼い主に見捨てられ、行き場を失った動物が数えきれないほどいます。ギャップイヤーでの活動を通して、この現実を知り、動物愛護への思いが強くなりました。
動物愛護に興味がわいたきっかけは、高校生の時に家族で東北大震災の被災地を訪れたことです。その時初めて、福島の動物保護施設で一日ボランティア体験を行い、そこで、助けを必要としている犬や猫が沢山いることを知りました。
その後、動物愛護についてもっと知りたいという想いから、大学入学前の約半年をギャップイヤーという高校卒業と大学入学前の間に自分のやりたいことをする期間として、国内外の動物愛護団体での2つのボランティア活動(1つ目は大阪の丹波篠山で1ヶ月間、2つ目はオーストラリアのゴールドコーストで3か月間)を経験しました。その後、イギリスに1ヶ月程滞在し、3つの動物保護施設を見学しました。ギャップイヤーでの活動を通して感じたことは、日本が動物愛護において後進国であるということです。
海外の保護施設の環境設備はとても充実しており、日本は人手、資金不足が深刻でした。また、日本では高齢化社会が進む中、飼い主が高齢で面倒が見れなくなり、捨てられるペットの増加が深刻化していると同時に、コロナ渦でペットの需要が高まり、ペットを飼うことがより身近なことになっています。海外では、飼育放棄や生体販売に関する法律が厳しいこともあり、飼い主の責任感が強いように感じました。日本との多きな違いは、新しい家族を迎える時の選択肢に、必ず保護センターがあるということです。保護センターでは、飼育放棄を減らすために、飼い主や子供に対して飼育に関する教育にも力をいれていました。さらに、多くの保護施設はスポンサーや寄付などからのたくさんの資金援助で成り立っています。ここから動物愛護団体の存在を知っており、保護猫や保護犬を助けようとしている人が海外には沢山いるということを学びました。
さらに、日々の生活でも海外のほうがペットに優しいと感じることが多々ありました。公共交通機関やお店、レストランなどペット同伴を許可しているところがたくさんあり、ペットと飼い主が一緒に過ごしている光景が当たり前のようでした。日本ではレジャー施設や宿泊所などペットを規制しているところがまだまだ沢山あるように思います。イギリスでは、動物保護団体だけではなく様々な非営利団体のチャリティーショップが街中にたくさんあり、寄付することが日本よりも身近で当たり前のようになっていました。
加えて、日本では動物愛護に関して、地域差があります。地元の金沢では、県の動物保護センターは最近になり設置されました。観光地やカフェなどもペット同伴を許可しているところはほとんどありません。行政の動物保護センターやボランティアの保護活動も地域によってばらばらです。災害時においてもペット同伴での避難についても各自治体で違い、まだまだ広まっていません。日本では、都道府県によってペットを取り巻く環境が大きく異なることが動物愛護後進国である日本の課題だと思っています。
ペットの需要が増加している今日だからこそ、ペットを家族として迎い入れ、一人一人が責任感をもち最後まで一緒に生活することの楽しさを感じて欲しいと思います。さらに、助けを必要としているという犬や猫が沢山いること、動物愛護の現実をより多くの人に知ってもらうために自分なりの発信をしていきたいです。
College Life in Akita
ギャップイヤー終了後、秋田にある国際教養大学に進学しました。今年の秋から3年生になります。授業はすべて英語で、1年間の海外留学がカリキュラムの一部であることに惹かれ受験しました。大学は自然豊かなところにあり、冬は極寒の雪国生活で大変ですが、星空がきれいで、秘湯も近くにあり、田舎生活は、想像以上に楽しかったす。
現在は新型コロナウイルスの為、地元の金沢からオンラインで受講しています。大学ではほとんどの学生が大学内の寮に住んでおり、留学生が全校生徒の三分の一を占めているので、留学生や全国から集まった生徒との交流が授業外でもたくさんあります。秋田での生活がいかに貴重な経験で充実したものだったのか、さらにオフラインでの人との交流の楽しさや大切さを改めて実感しました。オンラインでの英語のコミュニケーションの取り方の難しさに戸惑いはありましたが、これからはこのオンラインでのやり取りが主流になってくると思うので、今のオンライン大学生活も必ず役に立つと前向きに考えるようになりました。
動物保護活動について多角的多面的に考えるために、行政の取り組みや仕組みについての理解、知識を深めることが必要だと考え、一年生の冬に、大学の前に新設された秋田県立の動物保護センターでインターンをしました。インターンを通して実感したことは、ペットの需要増加が顕著にみられる中、飼育放棄や多頭飼いの飽和など、様々な問題が残っているという厳しい現実です。「飼い主が新しい家族を向かい入れる際に責任をもって最後まで面倒を見ること」、「万が一飼えなくなってしまった場合の新しい飼い主を見つけておくこと」、そんなことが当たり前である社会を実現したい、と強く思いました。
Future Plan
ギャップイヤーや大学生活など様々ことを通して、将来は、動物愛護精神に基づく正しい飼養を促進し、人間とペットが共生することですべてのペットが幸せな生活を全うできる社会づくりに貢献したいです。そのためにもペットビジネスへの理解を深めたいと思っています。今後テクノロジーによって、ペットを飼いやすい環境が整備され、さらに人間と犬の距離が近づき、ペット関連のビジネスが発展することと思います。外資系のペット企業でペットビジネスを通して、日本と海外の橋渡しとなる人材になり、遅れている日本の動物愛護の現状が少しでも解消できるように尽力していきたいです。
本来は、9月からアメリカのジョージワシントン大学への留学予定だったのですが、新型コロナウイルスの為来春に延期となりました。留学先ではマーケティングについて学ぶ予定です。ワシントンDCは政治の中心でさらに国際的で刺激的な都市なので、多様な人と交流して、人としても成長できたらと思っています。現在、HSKという中国語検定の4級取得を目標にしていて、将来中国に語学留学、または中国の大学院への進学も考えています。
さらに、両親が退職後を見据えて、ドッグランカフェの経営の準備をしているので、自分にできることを模索し協力したいと思っています。犬が楽しく快適に、飼い主も愛犬と素敵な時間を過ごせる空間を提供出来たらと思っています。
インターンを通してペットビジネスが動物愛護活動にどのように関与できるかを模索し、ペットと人間の共生社会の実現に貢献していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
25Holdingsでは、社員やインターン生が自己紹介記事を書いています。
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最後に
25Holdingsは、常に長期インターンシップ生を募集しています。
25Holdingsはメルカリやリクルートなどで事業成長の経験あるメンバーや動物病院出身メンバー、元経営者などの多様なバックグランドを持ったメンバーが集まり、ペットと人間の関係をより良くしようと励んでいます。
長期インターンシップはフルリモート可で、日本だけでなくシンガポール本社など、グローバルな環境で働くことができます。
まずは話を聞いてみたいという形でも構いませんので、少しでもご興味ある方は、該当しそうな求人がなくても気軽にご応募ください。
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