左右のしこりの硬さの違い
セルフチェックでしこりを見つけて近くの産婦人科へ駆け込みました。そしたら、乳がんで有名な先生を紹介してくれました。そして今日は、その先生の初診の日です。
待合室で待たされる事数十分、ついに先生に呼ばれた。
病室に入り先生に今までの経緯を話す。
先生はメモをしながら話を聴いて、質問もいくつかした。
そして、「じゃあ、このままだと、気持ち的にも心配だし、乳がん検査しようか。今日はマンモグラフィー検査とエコー検査が予約で埋まっちゃってるから、後日にして、今日は触診だけしてもいい?」と聞かれた。
「はい。」と答え、上半身の服を脱いで、先生の座っているいすの横のベットに仰向けに寝転がってと指示された。
すこし恥ずかしかったが、先生の顔が真顔だったので、私も真顔になった。
そして、先生は乳房を押すような感じで触診し始めた。左右どちらも行い、最後に、乳房を上下からギュッと握って、乳首から出る黄色い透明の液体を出した。
痛みは全く無かった。
そして触診が終わり、先生から「ブラジャーのサイズが合っていないのかもね。」と言われた。
「??????」
私の頭の中にはハテナがいっぱい浮かんだ。
(((ブラジャーが合わないなら、なぜ右からしか黄色い透明な液体は出てこないの??)))
(((なぜ右側だけしこりが小石のように硬いの??)))
でも、有名な乳がんの先生の言う事だかそうなんだろうな…と、半分納得したような、してないような気持ちでその日は帰宅した。
(((ブラジャー買いに行かなきゃな〜先生もちゃんとした下着屋さんに行って、フィットしたものを買って下さいね〜。って言ってたしな〜)))と、思いながらも下着は買いに行かず、下着を付けると脇の下が痛かったので、ノーブラで過ごしていた。
相変わらず黄色く透明の液体は出たままで、不安が募る一方だった。
そして、マンモグラフィーとエコーの検査の日がやってきた。
まず先生に経過を報告し、質問をした。
「エコーで1cm以上の腫瘍が見つからなかったら、マンモグラフィーをしてもらう事はできますか?」
この質問を詳しく解説すると、マンモグラフィーは一般的に痛いとよく聞きますが、エコーが痛いとはあまり聞きません。
そして、1cm以下の腫瘍を見つけるのはマンモグラフィーが得意と薬学部時代の教科書に書いてあり、逆に、エコーだと1cm以上の腫瘍が見つけやすいので、痛くないエコーで1cm以上のしこりが無いか確認してもらい、無ければ次に、1cm以下の腫瘍を見つけるのが得意な痛いマンモグラフィーをしてもらいたいという事です。
簡単に言うと、1cm以上のしこりが無かったら次は1cm以下のしこりを探そうよという提案です。
でも、
惜しくも提案は却下され、マンモグラフィーもエコーもどっちもやったほうがいいよと、言われてしまいました。
(マンモグラフィー痛いって聞くから本当はやりたくないよ〜。)という心の声とは裏腹に、「マンモグラフィーは痛いらしいよ〜」と、不安を煽る様に先生が言ってきて、本当に恐くなりました。
(なぜ先生!不安を煽るような事を言うんだい!\\\٩(๑`^´๑)۶////)と、心の中で思わずツッコミを入れてしまいました。
そして、検査室に行き、不安なまま待っている事数十分…とうとう名前が呼ばれてしまった。痛いという事を事前に聞いていたので、着替える時に入念に胸を揉みほぐし、硬くなった乳腺を柔らかくしておいた。これで、マンモグラフィーで潰されても痛くないだろう…
不安なまま上半身裸で検査室に入り、いよいよ痛いとウワサの板の前まで来てしまった。
(ヤダヤダヤダ恐い恐い恐い…)と、普段真顔が得意な私でも、この時だけは恐怖が顔に出てしまった。
そしてとうとうその時が…
胸を下の板の上へ乗せ、その上から板で軽く挟む形に。そして、検査技師さんが横のネジを回すと、下へ下へと下がって来た。
そして、どんどん胸が平たく挟まれていく。
挟まれてる間は、違和感を感じているだけなのに「痛い」と思い込んでしまい、思わず痛い痛いと騒いでしまった。
そしたら、検査技師さんに、「やるの!?やらないの!?どっちなの!?」ってちょっと怒られた。
私は半泣きになりながら、「やります…」と答えて脱力しながら胸を挟まれた。
でも、逆に脱力した事によって、マンモグラフィーが全然痛くなかった。
マンモグラフィーで痛くならないコツは、事前によく揉みほぐすのと、脱力する事だと思います。全身の力を抜き、何も考えないのです。そうすると痛みを感じません。良かったらマンモグラフィーの際はぜひ試してみて下さい^^♪
そして、マンモグラフィーは無事終わり、技師さんにも騒いでしまっだ事を謝り、次のエコー検査へ向かった。
次は「エコー検査冷たっっっ!!」です。