【雀魂】玉の間奮闘記
「トップを取る」「ラスを引く」とは言いますけど「ラスを取る」はともかく「トップを引く」ってあんまり言わないですよね。
「取る」って言うと実力でもぎ取った感じがしますけど「引く」と言ったら運が悪くて引かされたみたいな印象があります。
その根底には「勝ったら実力、負けたら運」という考えがあるんだなと感じました。
ラスを引いて一夜明けた半荘を見ていきましょう。
■なんとなくで切った罰
まずは反省の局から。
のらりくらりと七対子ドラドラのイーシャンテンを維持しているところに引いた四索。親の上家には通りそうですが四萬を赤含みで両面チーしている下家には危険です。
七萬や六筒も片方に切りづらいため、中庸に九萬を切ってみました。
これが下家の8000にストライク。
ホンイツには全く見えなかったので虚をつかれました。
しかし九萬は上家にも普通に危険牌です。
イーシャンテン維持するなら七萬でしたね。
■単騎の待ち変えを読む
上家の六萬をスルーしたところ、三筒を引いてイーシャンテンに。
すぐにチーテンにとれる6mが出たため、チーしてドラバックに構えました。
上家がやる気のありそうなホンイツだと思ったため、白を1枚くらい持ってそうだということでの選択です。
上家は中ポン打四索、その後三索を手出しです。
そこに持ってきた五索ですが、これはほぼ通るだろうということで切りました。
上家の手出しから単騎コロコロが濃厚で、その場合五索よりも三索単騎続行するよねというのがその理由です。
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例外としては、出来メンツに五索を引いたノベタン(2345or5678)や亜両面(3455or5567)がありますが、
・ノベタンは二索も八索も3枚見えなので実質五索単騎で、それなら三索単騎にしそう
・亜両面のケースは、まず3455の方は、三索を残せば36sで、枚数的にそちらにするのが自然なので除外。
5567の場合は、
ここから 中ポン打四索→ツモ五索打三索 としたことになりさすがに不自然です。三索か七索切りになりそう。
なのでノベタンも亜両面も薄いです。
ただし、絶対当たらないかというとそういうわけではなく、
ここから中ポン打四索→ツモ五(六)索打三索とした
この2パターンは否定できてないですね。
(六索暗刻はポン出し四索が不自然なのでない)
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いろいろ書きましたが実戦では"="の内部まで考えずに切っちゃいました。
ただパターンがかなり限定的なので五索は切っていいと思います。
実際上家はこの形でした。
69sはノベタンも亜両面も否定できないので切れないですね。
6sをツモられ-4000。
■支配色を意識する
自分の形だけなら三索ですが、
・四萬が一枚見えていてカン四萬待ちが期待できないこと。
・ドラを引いた後に何を引いてテンパイしてもドラを切る必要がないこと。
そして
・全員が索子を切っていて索子が少し安そうなこと。
から三萬を切ってみました。
索子はいわゆる支配色ですね。
手を開けてみるとこんな感じ。
支配色の影響が色濃く出ております。
ただこの後六萬引いたらさすがに三索切りになりそう。
三索を切っていたらツモ切りでしたが、こう構えたおかげで七索も受け入れられます。
三四六七八九索のイーシャンテン。
索子が程よく打たれたところで絶好のテンパイ。
この時点で六索は3山でしたが、ツモれず一人テンパイ。
■運だけの跳満
運が良かっただけです。
■点差を意識するオーラス
なんやかんやあって、オーラスです。
対面とは1400点差なので、脇に16003200以上をツモられるとラスです。
テンパイですが、
・リーチ棒を出すと400800以上のツモおよび1000点放銃でラス。
・上家は2000点でトップになるのもあり、ある程度押してくる。
ことから結構躊躇したのですが、
・25pがすごく良さそう。
・1000オールか3900出アガりになれば対面と5000点以上離れ、次局ノーテン終了ができる。
・存外の3900オールになればトップ。赤五筒もあるので非現実的ではない。
ことが大きくて四筒切りリーチとなりました。
結果は対面から2000の出アガりとなりましたが、対面も役なしフリテンとは言え258pテンパイ。
そのまま残り5枚の258pをツモられていたらゲームセットだったため、紙一重の和了となりました。
■他家を巻き込みガン絞り
一本場。
アガる気は殆ど無く、何事もなく流局すればいいなという心持ちだったのですが、対面が早々に二つポン。
ホンイツを警戒していましたが、もう六筒が出てきました。
そしてこの7p手出しによりトイトイが濃厚に。
役トイトイで5200は5500だと捲られるので、役牌は一枚も切らないことにしました。
そんな中上家から打たれた五筒。
これをカンチャンでチーしました。
一通や白の後々付けもあるのですが、最大の狙いは脇に役牌を打ちづらくさせることです。
脇からすれば西家のアガりは歓迎ですが、親の連荘は避けなければなりません。
西家にアシストするつもりで打った役牌が親に鳴かれては本末転倒なので、役牌を絞る進行になることを期待しました。
そういう意味ではこの九萬もチーしてもっと役牌バック感を演出すべきでした。
流局間近になってあとは対面の海底を残すのみとなりましたが、ここで突然上家がドラ六索をツモ切り。
上家の満貫放銃は自分のラスなので、ラグった時は肝を冷やしました。
ポンで済み、対面はツモ番がないため事実上終戦です。
無事3着終了です。耐えた。
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