ぽんこつ

京都の大学生。日記感覚で書きます

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最近の記事

出会うべきじゃなかった本に、出会ってしまった。~書店員の衝撃~

ある日、私の働く書店に発注していない書籍が届いた。   「これ、誰が発注したんですか。しかもマンガですよ」 「本当だ。イベントで使うのかな」 「まぁ発注ミスじゃないだろうし、平置きしておくか」 「そうですねぇ」   ともう1人のアルバイトさんと話しながら平置きした。   これが、出会いたくなかった一冊との出会いである。   私の働く書店は時々、アルバイトが発注していない書籍が届くことがある。その場合は大抵、注目の啓発本である「ニューフェイス」であったり、天狼院のイベント関連の

    • 私を色んな場所に連れて行ってくれる「相棒」が愛おしすぎて堪らないんだ!!!!!

      「お金が……お金がなぁぁぁぁぁぁい!!!!」 2021年春、大学生の私は金欠で喚いていた。いつ……どうして……どこでこんなにお金を使ったんだ。と時を戻してみるとあることが判明した。 2020年の夏まで、コロナ禍でろくに外出ができなかった。フラストレーションが溜まったまま、秋から大学も対面講義が再開されると堰を切ったかのごとく、服に化粧品に食事にお金を使うようになったのだ。とはいえアルバイトは通常通りに戻ることなく収入はぽつぽつと……。 しかしその中でも特にお金を使ってい

      • すべてを捨てた日

        京都の中心地、繁華街である四条河原町。きらきらと笑う若者たちが行きかうこの町が、私は大嫌いだ。 2020年秋、大学一回生である私は大学の友達を捨てた。一瞬の気の惑いではない。多分、軽く鬱状態だったんだと思う。あの忌まわしい目に見えない脅威に毎日脅かされ、過敏になっていたのだろう。「私は何でここにいるんだろう」「どうしてこんなにも変わりのない毎日を送っているのだろう」。外にも出ずに画面の前で日々ぽつりぽつりと課題をこなす日々を過ごしていた。友達は、できた、一応。SNSで必死に

        • 現代版:夢十夜 

          第一夜 小学生のころ、夢をみた。今でも忘れられない夢だ。アジュール・ブルーの海の底、太陽の光がきらきらと辺りを照らす。私は魚のように、ゆらりと泳いでいる。ここはどこだろう。魚は一匹もいない異様な世界に来てしまったのだな、と思う。上を向く。太陽はまだおでこの上を眩しく照らす。あぁ、このままゆらりゆらりと揺られていたいなぁ。犬かきのような不細工な恰好ですすむ。プランクトンも小魚もいない。静寂の海の底。私はゆらゆら揺れている。そのとき、ぬっ、と大きな物体が現れた。 「クジラだ」

          進めッ…止まるんじゃねぇぞ…。

           時はきた。2021年京都大学熊野寮祭一日目の夜。はやる気持ちを抑え、私は40kmの旅に出る。  こんにちは、こんばんは。古鞘こと酔鯨ほえ~るです。熊野寮にいがちなので寮生と思われがちなのですが、寮生でもないただの大学生です。拙い文章&誤字脱字ありますがどうか生暖かい目で。 そもそも熊野寮祭って????    そもそも熊野寮祭とは、11月後半から9日間行われる熊野寮の祭りである。自由度が高く、普段できないようなことができる夢のような祭典である。     22時、熊野寮

          進めッ…止まるんじゃねぇぞ…。