人形になりたい。人形しか愛せない。
いびつ。
完7巻
私的岡田和人さんのナンバー1作品
世間の評価は最低評価と最高評価とで完璧に2極化していて
そこからもわかる通り超マニアック性癖作品です。
最低評価の多くは画風と作風にどん引きます。
絵に関してはこの人特有のものなので慣れるしかないです。。
が、作風に関して言うとニッチでマニアックなので合わない人はどんなに頑張っても合わないです。
その分世界観にハマるととんでもなく引きこまれます。。
◆ハマるポイントその1
歪な同居生活。
痴漢(本当にしたかは定かではない)した主人公(22)とされた女子高生(18)が同居していき徐々にお互いを理解していく同居生活。
その同居生活は周囲からおいそれと認められるものではないです。異様な生活であるが故に、何故か目が話せなくなっていきます。
◆ハマるポイントその2
歪な性癖。
人形になりたい女の子と人形しか愛せない男、二人の歪な性癖は徐々に過激になっていきます。
二人だけの世界であれば救われるかもしれませんが、人というのは周囲との関係が必要不可欠です。
その歪な性癖と周囲との関係がどのように展開されていくか。。
◆ハマるポイントその3
誰も救われないバッドエンドの中の救い。
かなり胸糞悪くラストシーンを迎えます。しかしよく読むとその中にすこーしだけ救いのシーンがあります。
この微妙なバッドエンドと救いのバランスが読み終わったあとのえげつない虚無感を生みます。
何を言ってるんだこいつは、状態ですが、最後まで読めばわかります。
最後まで読めれば、ですが。。
すべてがいびつなお話
まさにタイトル通り。
人を選ぶ作品なので読むときは要注意。
以上!
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