保育士にとって社会的養護の必要な子どもの支援をするという事

児童養護施設で過ごしている子どもたちは、それぞれとても複雑な事情を抱えていたりします。

そういう複雑な事情や、子ども達の気持ちを共感的に受け止めるという経験は、保育士として子どもを支援する上で、とても大きな力を与えてくれます。

保育士としては子ども自身が教えてもらう対象と言えるのかもしれません。

もちろん、保育所の子ども達にも学ぶべきところはたくさんありますし、日々保育士を成長されてもくれます。

でも、お家に帰れば自分のことを大切にしてくれる大人が居ますし、基本的には施設の子どもほどは、深く大人を必要とはしていない場合がほとんどです。

例外はありますが。。

もし、大人を特に必要としているお子さんが居ても、日々の保育の中では大勢いる子ども達の中の1人という意識になりがちではないでしょうか。

深く信頼出来る大人を必要としている、いわゆる根本的な愛着関係が必要な子どもを支援するという経験は、保育士としても人としても、とても成長させることになると思うのです。

子どもの入所施設で働いていた時、保育実習生と話す機会が度々ありました。

その中ではみなさん、入所施設での保育はとても辛いとかしんどい思いを話されたりしていました。

でも、実習期間の2週間ほどが経ち、最終日を迎えると、みなさん、子どもたちと別れるのが寂しいとか、とてもいい経験だったと泣きながら話される方が本当に多かったです。

現役保育士さんがもし、壁にぶつかっていると感じていたり、スキルを上げたい!とか何か一つ階段を登りたい!と考えていましたら、月に一回でも、児童養護施設や障害のある子どもの入所施設などのボランティアや行事のお手伝いなんかをお勧めします。

あと、保育実習で行かれた方は、大変な思いをして子ども達の支援をした、施設での経験を思い出すというのも、原点に戻れたりして、いいのかもしれませんね。

記録や日記があれば、よりリアルに思い出されるかも?!笑

今までよりも、愛着関係で躓いている子どもに気付くことが出来たり、より深くいい保育が出来るかもしれません。

※施設の子ども達を使って、保育士のスキルアップをするなんて!とお考えの方も居るかもしれません。

でも、施設の子どもたちがどのような想いで、実際どのように生活をしているのかは、外から見ただけではわからないのです。

実際に関わって初めて感じるものがありますので、施設の子ども達の生活を知り、理解している大人を増やしたい!という想いもあります。

保護者さんの中には、子育てが上手く出来ない方も居ますし、事故や災害などで、急に保護者や親類が居なくなる子ども達もいます。そのために児童養護施設はとても重要な役割を果たしています。

特別養子縁組や里親制度もありますが、児童養護施設は社会的には必要がなくなる方向へ向かうのが、本当は子どもの為にはいいことではないかなと思っています。

あと、保育所と同じく、支援員の体制は改善されることを願っています。


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国試保育士asobu







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