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2025/1/27(月)の宿題:おきゅうとって何?
『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に取り組んでみる76日目。本日は吉増剛造さんからの出題。
シュクダイ?ナイショデスガ、・・・・・・ジッハ、ワタクシハ
ハカタ(博多)、ヒガシコーエン(東公園)ウマレ、ナノダソーデス
ハカタゾーニ(雑煮)ノ ブリ(鰤)・・・・・・ソーシテ
”オキュート”ガ、ワスレラレナイ、オシェテよ、教えてよ
”オキュート”って、何?Cute(キュート)?
「おきゅうと」、聞いたことあります。なぜなら九州北部出身だから。でも食べたことがないし、その姿さえ浮かばない。お決まりの検索頼りでいかせていただきます。
「おきゅうと」は、海藻であるエゴノリを干し、煮溶かして小判型に固めた食べ物で、海に面した福岡県ならではの郷土料理である。
ところてんとかこんにゃくみたいな見た目だった。食感もそんなかんじなんだろうか?
そんなことよりも、おきゅうとを検索する中で見つけたこの文章が好きだった。
淡白な味やけど、醤油、ゴマ、カツオ節、ショウガなどと一緒にすると旨かですね。ポン酢をかけて食べるのは最近の食べ方と思います。僕は醤油がよかですね。『おきゅうと』は、博多ではごはんのおかずやね。酒の肴にするのもよかばってんね(笑)
九州の方言を聞いたまま書き起こした文章! 読んでいるだけなのにイントネーションもわかってしまう。
「よかですね」とか「旨かですね」とかもいい。形容詞が「いい」とか「旨い」とかの「い」の音じゃなくて、「よか」「旨か」などの「あ」の音で終わって(「か」であることが多いのか?)、そこに「ですね」がつながる。「いいですね」じゃなくて「よかですね」。「今日は寒かですね〜」のように。
「食べ方と思います」も、標準語だと「食べ方だと思います」になるのかな。
「食べ方」のあとに「だと」がくると「食べ」より「方」が下がり気味のイントネーションになると思うのだけど、九州はそうではない。「食べ方」は「た」が一番低く、「べかた」は高めでまっすぐ。タバスコやペリカンと同じイントネーション。その後に「だと思います」の「だ」のクッションは入らずに「と思います」がくる。
これを文章に書き起こすと少したどたどしい印象がある気がする。
使い方的には違いそうなんだけど、「と」の存在感が「〜とです」のような、ヒロシの喋り方に似ている。と思って調べたら福岡の人だった。お〜
ヒロシのぼっちキャンプという番組が好きです。
九州以外の人は「よかばってんね」の意味はわかるだろうか?
「ばってん」はバツ印のことではない。「だけど」という意味だ。だから「よかばってんね」は標準語なら「いいけどね」ということになる。「だけどさ」は「ばってんが」です。使い所があったら使ってみてください。
おきゅうとのことはよくわからなかったけれど、個人的に九州への愛着を自覚できた良い回でした。また読んでくれたら嬉しかです、そいぎんた〜