【N◎VA】「トーキョーN◎VA」の戦闘──神業で防がれるのは計算通り
■はじめに
「トーキョーN◎VA THE AXLERATION」の戦闘で、攻撃を敵の神業で防がれてがっかりするプレイヤーがいます。
初心者に多いことなのですが、それは決して、がっかりするようなことではありません。むしろ称賛されるべきことです。
今回は「トーキョーN◎VAの戦闘について」お話ししたいと思います。
■「トーキョーN◎VA」の戦闘は二種類ある
結論から言うと、トーキョーN◎VAの戦闘は、
「通常攻撃で相手に神業を使わせ、相手が神業を使いきったところでこちら側の神業を叩きこむ」
という形が主となります。
「トーキョーN◎VA」の戦闘には、肉体戦、精神戦、社会戦の3つがありますが、これらを統合すると二種類の戦闘にわけることができます。
すなわち、カードを出して行う「通常攻撃」と、宣言だけで発動する「神業の撃ちあい」です。
■通常攻撃と神業の撃ちあい
たとえば、下記のようなスタイルを持っている者がいたとします。
PC :カタナ、カブト、バサラ。
敵 :カブキ、クグツ、マヤカシ。
PCは敵を一撃で倒す神業《死の舞踏》を1つ持っています。これを「即死神業」と呼びます。
一方、敵は相手の神業を防ぐ神業《チャイ》《守護神》を持っています。これを「防御神業」と呼びます。
戦闘がはじまった瞬間、PCが《死の舞踏》をはなっても、敵の《チャイ》《守護神》によって防がれるのは明白です。
ではどうすればいいかというと、PCはカタナやバサラのスタイル技能を使って「通常攻撃」を行い、敵に《チャイ》《守護神》を使わせればよいのです。
防御神業を使わせる方法はいくつかあります。即死級の大ダメージを与える、ピンポイントで行動不能に陥るダメージを与える、行動不能に近いダメージを与える、などです。
戦闘がはじまったら、まず、神業ではない「通常攻撃」で敵を攻撃します。その攻撃で前述のようなダメージを与え、敵に神業を使わせます。
敵が《チャイ》《守護神》を使ってしまったら、PCの《死の舞踏》が通る下地が整ったことになります。ここで《死の舞踏》を食らわせましょう(神業の使用はそのPCの見せ場でもあるので、たっぷり演出するとよいでしょう。それに、《死の舞踏》が通れば経験点になります)。
ここまで御覧になった方ならおわかりだと思いますが、「通常攻撃」を神業で防がれても、がっかりすることはありません。むしろ「神業を使わせた! よくやった!」とほめられることの方が多いはずです。
■終わりに
今回は「トーキョーN◎VA」の戦闘について、初心者が誤解しがちな部分に焦点をあてて書いてみました。
これまで述べたこと以外にも、「あえて最初に即死神業を使い、相手の防御神業を削っておく」「《突然変異》でコピーできるよう、最初に即死神業を使っておく」という戦い方もありますが、これはあまり行われないので割愛させていただきました。
みなさんも、通常攻撃で敵の防御神業をガンガン削ってやりましょう!
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