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【N◎VA】Show must go on(オンラインセッション)

 2022年10月23日に「トーキョーN◎VA THE AXLERATION(ジ・アクセラレーション)」のルーラー(ゲームマスターのこと。以下RL)をしました。オンラインセッションです。


■ちょっとだけ宣伝その1

 私・Aketaは、YouTubeにチャンネルを作っています。
 TRPG初心者向け動画、ゲームマスター向け動画などを配信しています。

 「期待値なんてない!-TRPGについて語るチャンネル-」

■ちょっとだけ宣伝その2

 Aketaが所属する「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」は、大阪で活動するTRPGサークルです。
 月一回、TRPGのフリープレイ例会を開催しています。
 新規参加者は常に募集中。TRPG初心者も大歓迎です。
 参加方法については下記のページをご覧ください。

■舞台は始まったばかり。Show must go on!

 今回は公式シナリオ「フォロー・ユー、フォロー・ミー」をプレイしました。参加キャラクターは下記のとおり。


▼“傾国偶像(ザ・ハーロット)”美門カレン

 カブキ◎クロマク●ハイランダーの14歳の少女。
 プロデュースからステージ衣装、ライブの舞台演出まで全てを自分自身で行う才媛として売り出し中の新人アイドル。
 しかし華やかな表の顔とは裏腹に裏では手段を問わないやり方で他の共演者達を再起不能にしているという黒い噂が実しやかに囁かれている。
 そんな噂が流れてはいるが彼女は完全な実力主義者であり、裏工作や謀略を使用するのはステージ活動外での工作や妨害を行う者達に対してだけである。
 彼女は実力勝負──運不運込み──では自分は必ず勝つと確信しているのである。

「先輩並びに同期の方々……申し訳ありませんけれど、私自分が最も有利になる舞台を用意させましたの……皆様やってらっしゃる事ですもの、構いませんわよね?」
「さぁ、先手はお譲りしますわ……貴女方の全てを持って挑んでいらっしゃいな! Show must go on!(最後までやり遂げなければならない)ですわ!」

 アルファ=オメガ、メロディとコネを持つ。
 風真雷斗のことは「仕事でのつきあい(護衛する側とされる側)」と思っている。

▼風真雷斗(かざま・らいと)

 カブト◎●クグツ、カゲ。20代後半の男性。
 代々イワサキ御庭番衆の家に生まれ、自身も当たり前のように御庭番衆のシノビとなった。主に要人警護の任務についていたが、ある任務の際にイワサキと袂を分かった抜忍である。
 現在はかつて培った護衛の腕を活かすため、ナイトワーデンに身を寄せている。

 睦島千歳、小上紫乃、ドーリスとコネを持つ。
 ナキラのことは、「何だこいつは……と元シノビの目で見ている」という関係。

▼ナキラ

 エトランゼ◎●マヤカシ、マネキンの青年。
 ある時はブラックハウンド、ある時は敬虔な真教信者、そしてまたある時はイケメンユニバ店員、その正体は地球を侵略しに10年前にやってきた宇宙人!…だったのだが、地球の美しさと多様な文化に侵略してしまうのが惜しくなりそのままN◎VAに居着いてしまった。
 人間を学ぶためと言いつつ趣味で様々な組織を転々としており、現在は結城あやの下で記者として働いている。人間の都合をあまり考えないため彼女の頭痛の種になっている。
 一見中性的で美しい青年だがそれは擬態で本来は一目見るだけで正気を失うようなおぞましい姿をしている。
 10年前地球に来た際N◎VA軍に迎撃され、肉体は真っ二つに分かれてしまった。もう半分は現在軍の実験体になっている。
 なお、その際ナキラを目視した多数の軍人が正気を失った。

 和泉紗季、アルファ=オメガ、テンペストとコネを持つ。
 紘一朗のことは「観察対象」とみている。

▼沢海絋一朗(そうみ・こういちろう)

 イヌ◎シキガミ●カブトワリの34歳男性。
 曾祖父から続く警官一家の長男で自らもハウンド隊員となる。
 射撃大会で優秀な成績を残し、有事の際も冷静沈着に標的を無力化する技巧を持つ。

 レイ、モードレッド、メロディとコネを持つ。
 カレンのことは「14歳でこのレベル!? 凄い! ファンになります」な関係。


 今回の公式シナリオは、「アイドルと芸能界の闇に関する物語」。
 なぜかは知りませんが、アイドル物ってトーキョーN◎VAの定番だったりします。

 ◆ ◆ ◆

 新人アイドル・美門カレンは、同期のアイドル・キュリアに声をかけられます。

RL「『カレンたん、3日後に単独ライブなんだよね。実はキュリアもそうなんだ』」
カレン「『ええ、お互い頑張りましょう』」
雷斗「目と目があって火花がばちばちと」
カレン「キュリアの背後にハムスターが、私の背後にノロイがいて火花が散るんですよ」

 「ガンバの大冒険」の大ボスに、ハムスターが勝てるはずがないんだよなあ。

 ◆

 実はオタ芸をやっている、真面目なブラックハウンド隊員・紘一朗は、様々な理由をつけてカレンと会う機会を作るのでした。

紘一朗「何かあったらお知らせしますので、カレンさん」
RL「下心だだもれなのに真面目、とは」

 ◆

 カレンのマネージャーから、カレンの護衛を依頼された雷斗。

RL「ナイトワーデンのオペレーター・睦島千歳がじーっとあなたを見ています。『美門カレンの護衛ですって?』」
雷斗「ん? どしたの委員長?」
RL「『委員長って言うな! べ、別に何でもないわ! 公私混同はいけないって思っただけよ!』」
雷斗「サインもらっておこうか?」

 ◆

 地球人の距離感がわからないエトランゼ・ナキラは、本人の痛いところをズバズバと突き、えぐるような言葉を平然と投げかけます。

ナキラ「ん? 私、変なこと言った?」
カレン「そのズバズバ言うところに、意外と助けられてるんだよなあ(プレイヤー発言)

 ◆

 プレイヤーの希望により、クライマックスフェイズは、単独ライブのステージで行われました。
 仲間が倒れ、膝を屈する偽カレンに、カレンは

カレン「マイクを持ちなさい。観客が見ている。立ちなさい」

と冷淡に告げます。

 終始冷淡さが目立ち、芸能界の暗さを体現するような言動をくり返していたカレン。
 ですが、「元アイドル」で、カレンのことを信じ切れなかったことを悔やむマネージャーに対し、

カレン「マネージャーを辞めるなら、いつ芸能界に戻ってくるの? 私と並びたてるような相手が、私には必要なの」

と、彼女を奮起させます。
 冷淡で厳しく見える一方で、相手の背中も押すカレンなのでした。

 ◆ ◆ ◆

 公式シナリオを使用したのですが、シナリオの出来がいいのか、非常に楽しいセッションとなりました。
 プレイヤーもなれたもので、「顔が見えないため察しにくい」というオンラインセッション特有の問題点を、高いレベルでクリアーできていたのも成功の一因だと思います。

 最近、GMをするときに異様に緊張することが多かったのですが、今回は肩の力を抜いて楽しむことができました。参加してくれたみんなに感謝、感謝。

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