【N◎VA】目一杯の祝福を君に(1月例会レポート)
2023年1月15日に開催された、「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」1月例会で、「トーキョーN◎VA THE AXLERATION(ジ・アクセラレーション)」のルーラー(ゲームマスターのこと。以下RL)をしました。
■成立卓
・トーキョーN◎VA THE AXLERATION
■参加人数
・総数 5名
■ちょっとだけ宣伝その1
私・Aketaは、YouTubeにチャンネルを作っています。
TRPG初心者向け動画、ゲームマスター向け動画などを配信しています。
「期待値なんてない!-TRPGについて語るチャンネル-」
■ちょっとだけ宣伝その2
Aketaが所属する「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」は、大阪で活動するTRPGサークルです。
月一回、TRPGのフリープレイ例会を開催しています。
新規参加者は常に募集中。TRPG初心者も大歓迎です。
参加方法については下記のページをご覧ください。
■神を退ける男
今回は自作シナリオ「神は何処(いずこ)」をプレイしました。3本提示したシナリオの中から選んでいただいたのですが、新年らしいものを選んでくれました。
参加キャラクターは下記のとおり。
▼進藤悠乃(しんどう・ゆうの)
イヌ◎ニューロ●ハイランダーの17歳の女性。ブラックハウンド機動捜査課に所属する新人巡査だが、陰キャムーブが多く、普段はドローン「銭蜘蛛」を通じて交流する。本体は眼鏡をかけた美少女との噂。
極度の引きこもりで自分にまったく自信がない。そのため、銭蜘蛛を通してしか話しができず、他人に対して必要以上に卑屈になってしまう。「電脳部隊ゴーストハウンドの方が向いているのではないか」と言われるが、「そんな花形部署には行けない」と拒否する。
その一方で、天然なところがあり、とんでもない毒を吐くことがある。
なお、機動捜査課に入隊したのは、学校の先生から「クズでも入れる」と言われたから、らしい。レイ課長憤死。
アオキ・カズオのことは、「私とちがって立派だ」と思っている。
▼アオキ・カズオ
千早重工のクグツ◎タタラ●カゲの工作員。34歳。
後方処理課第三班という大変な部署にいるが、本人はできれば研究に没頭したいと思っており、後方処理課への異動は「左遷」だと思っている。以来、口癖が「いつかこんな会社辞めてやる」になった。
エンディングフェイズで、小上班長が彼をだましていたことが判明し、謝罪を受ける。その詫びとして、アオキは研究部署へ異動することが叶ったのであった。
晴河蒼司のことは「立派な意志を持った青年」と思っている。
アオキ・カズオの見た目は「ポケットモンスター スカーレット&バイオレット」のアオキと酷似している。
▼“仮面ライダーマーズ”晴河蒼司(はるかわ・そうじ)
「さあ、お前の罪を数えろ!」
フェイト◎シキガミ●カタナの25歳男性。アサクサを根城に活動する探偵だが、式神装備「アーマードドライバー」で変身し、強大な力を発揮する。
元ストリートチルドレンで、とある探偵に拾われて助手となる。命を落とした探偵からアーマードドライバーを受け継ぐ。弱者を虐げるトーキョーN◎VAに怒りを抱くも、それを表には出さず、自分にできることをやろうとする頼もしい男である。
元ネタは「仮面ライダーW」「風都探偵」の「左翔太郎」。ハードボイルドならぬ「ハーフボイルド」と呼ばれることがある。
宇隆公彦のことは「頭がいい」と思っている。
▼宇隆公彦(うりゅう・きみひこ)
タタラ◎バサラ●マヤカシの准教授。新星帝都大学で自然科学・気象学について教えている27歳の男性。身長170cm、体重56kgと、華奢である。糸のように目が細い。
自分が生まれながらに持っている特殊な力に興味を抱き、原理を解明するため研究に明け暮れている。常に超常現象やオカルト的なものに囲まれているせいか、やや、浮世離れしている。“小聖母”ミューとコネがあり、個人的な依頼を受けて動くこともある。
進藤悠乃のことは、「かわいいんだから自己評価上げなよ」と思っている。
今回は「元旦に一般公開される『天照院』の警備と、稲垣光平の暗殺を未然に防ぐミッションを並行するというお話」でした。
◆ ◆ ◆
外に出るのが苦手な悠乃は、手の平サイズのドローン「銭蜘蛛」で仕事をします。
ブラックハウンド基地で、トロンと結線し事務作業をしていると、機動捜査課のレイ課長に呼ばれます。
RL「『実はお前に任せたい仕事が……』」
悠乃「『ははーっ!』と五体投地。蜘蛛ですが何か」
RL「いやそこまでへりくだらんでも……」
イメージはこれ。かわいい(お目目ぐるぐる)。
悠乃「そんな任務、私なんかにとてもとても無理ですよ!」
RL「もとはハイランダーなのにどうしてこうなった」
記憶を置き忘れてきた模様。
◆
蒼司は捜索依頼を受け、行方不明となった女性を見つけます。
RL「女性はアメヤ横丁でワゴンに入った品物を漁っています。『うわ、凄い。これって災厄前に発売されたDVDだ! お宝だ!』」
悠乃「『ガンドレス』の無修正版」
蒼司「それはお宝だ!」
噂の「ガンドレス」。
◆
いろいろあって「神」とかかわることになった一行ですが、
「いくら新年だからって稲垣光平なんか『祝福』したくない。穢れる」
という神の愚痴を聞かされます。
宇隆「稲垣って神より強い力持ってることになるぞ。神に嫌われるって凄いな」
神にまで嫌われている稲垣ですが、彼は命を狙われている可能性があり、守らなければなりません。しかし稲垣相手にやる気があまり起きないのも事実です。
宇隆「聖なる場所(仮)が(血で)汚れるのが駄目なら、ブルーシート敷こう」
RL「SPSで『稲垣光平を助ける』をあげましょう」
宇隆「ブルーシートでは駄目になったな」
◆
敵の襲撃を受けた稲垣を助けるため、アオキは一計を案じます。
アオキ「《タイムリー》で稲垣が立っている舞台に細工をしていたことにする。敵が銃を撃った瞬間に、バネがびよーんと伸びて、稲垣が飛んでいく」
蒼司「舞台の奈落に落とすんじゃなくて飛ぶんや」
RL「後方処理課が、あわあわしながら受けとめます」
クライマックスの戦闘では、敵が神業を撃ち尽くしたにもかかわらず、誰ひとり戦闘不能になっていませんでした。
RL「敵三人は、ドアに向かって逃げだしますが……」
アオキ「再び《タイムリー》を使って、ドアが開かないようにします(註:リサーチフェイズで使用回数を1回増やしてもらった)」
蒼司「そこに《死の舞踏》。ライダーキックを腹にぶちかましてドアに叩きつける。効果は[気絶]で」
こうして、稲垣光平暗殺計画は未遂に終わったのでした。
◆ ◆ ◆
新年一発目のセッションということで、新年を題材にしたシナリオで遊びました。
今回、終始「Youtuber」「動画配信者」という言葉が(なぜか)飛び交い、その中で「テロリスト系迷惑Youtber」「真教浄化派チャンネル! 氷の静謐」なるものが爆誕。「迷惑」と書いていますが、迷惑じゃないテロリストとはいったい……。
次のシナリオのネタにしたいと思います。