【N◎VA】目をさませ僕らの首が白夜に狙われてるぞ!(8月例会レポート)
2022年8月21日に開催された、「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」8月例会で、「トーキョーN◎VA THE AXLERATION(ジ・アクセラレーション)」のルーラー(ゲームマスターのこと。以下RL)をしました。
■成立卓
・ダブルクロス The 3rd Edition
・トーキョーN◎VA THE AXLERATION
■参加人数
・総数 9名
・内新規参加者 2名
■ちょっとだけ宣伝その1
私・Aketaは、YouTubeにチャンネルを作っています。
TRPG初心者向け動画、ゲームマスター向け動画などを配信しています。
「期待値なんてない!-TRPGについて語るチャンネル-」
■ちょっとだけ宣伝その2
Aketaが所属する「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」は、大阪で活動するTRPGサークルです。
月一回、TRPGのフリープレイ例会を開催しています。
新規参加者は常に募集中。TRPG初心者も大歓迎です。
参加方法については下記のページをご覧ください。
◆F.I.N.公式サイト(外部)
◆ツイッター(非公式)
■N.I.K.のツケだと耳もとで言った そんな精三にだまされ コブラツイストに(嘉門達夫)
今回は自作シナリオ「1万プラチナムの女」をプレイしました。参加キャラクターは下記のとおり。
今回、平均年齢高めなのはなぜだ。
▼ホムラ
カブキ◎レッガー●カタナの31歳男性。
何らかの才能を持ち(詳細は不明)、裕福な家庭に生まれたが、両親とそりがあわず河渡組に入る。テラウェアの内部問題のもみ消しに失敗し、3年ほど服役することになった(この失敗のせいで、ストレイジから強い憎しみを向けられている)。
出所して間がないため、陰ながらひっそりと暮らしたいと思っているが、河渡白夜組長のもとでは、そうもいかないのであった。
▼小日向精三
フェイト◎ミストレス●ニューロの60歳男性。
様々な業界を渡り歩き、探偵という業界に落ち着いてはや20年。警察や軍に所属していたこともあり、どんなことでも受け流す飄々とした人物に見えるが、内には強い正義感を秘めている熱血漢でもある。よれよれのレインコートを好み、イメージはコロンボ。
▼谷洋(たに・ひろし)
イヌ◎カブト●カブトワリの32歳男性。
ブラックハウンドという組織ではなく、職務に忠実なイヌ。一見、真面目そうな警察官だが、職務のためなら多少のルール違反には目をつむり、自身も違反をいとうことはない。
あまり目立たない風貌をしており、人の印象に残りにくいという長所を持つ。
今回のシナリオは、「せっかくマネロンした金が持ち逃げされて激おこな河渡白夜に首をはねられちゃうぞ☆だから早く取り返せよなこの野郎」というものです。
なんだそれ。
◆ ◆ ◆
ほとぼりがさめるまで、じっとしていたかったホムラですが、白夜組長のもとではそうも行きません。マネロンしたばかりの金が強奪されたため、取り返してこいと命じられました。
RL「君が組長室を出ると、同僚が集まってきて『大変だったな』『白夜組長ガチで怒ってたからな。へますると首が飛ぶぞ。物理的に』『かわいそうだから、これ、やるよ。調査費用にしてくれ』」
精三「鮫のように笑いながら匕首を研ぐ白夜の姿が……」
◆
実は服役したことがあるホムラは、ブラックハウンド基地にて
RL「『なんだ、帰ってきたのか』と隊員に言われます」
ホムラ「言われてるじゃないですかー」
◆
情報源に逃げられてしまい、あとを追うホムラたち。なんとかつかまえます。
洋「こいつ、ブラックハウンドにつきだそうか」
ホムラ「つきだしたら首が飛びそう(物理)」
RL「『アイエエエェェェ!?』といいながら情報源はしめやかに失△!」(一同爆笑)
お手軽に笑いがとれる忍殺語。多用してはいけない(戒め)。
◆
クライマックスの戦闘開始前のこと。
RL「カット進行開始の宣言をしろ、磯野!」
ホムラ「遊戯王!?」
なぜか刺さった遊戯王ネタ。
◆
ブラックハウンドにまで直訴に行った少年たちの心意気に感服した精三は、少年たちをちょっと高めのレストランに誘います。が、
RL「育ち盛りの食欲をなめてはいけない。当然、足が出ました」
精三「えーっと、N.I.K.でつけといてください」
RL(クインティアのコブラツイスト不可避……!)
◆ ◆ ◆
今回、TRPGを2回ほどしか遊んだことのない方を招いてのセッションとなりました。経験が少ないとは思えないほど堂に入ったロールプレイで、オープニングフェイズ1シーン目のやりとりだけで、そのキャラクターがどういう性格で何を好むのかがわかるほどでした。
TRPGにめちゃくちゃ向いている方がたまに現れるので、初対面の方とのセッションは本当に楽しい。ここまでいかなくとも、楽しむ気持ち、セッションを動かそうという気持ちがある方とのセッションは、その方がいるだけで最高です。
今回、マネーロンダリングした金を奪われるところからセッションがはじまったのですが、実はマネーロンダリングにかんする本を読んだことがシナリオ作成のきっかけとなりました。
ですが、セッション本編にマネーロンダリングの話は出てこず、ただ「マネロンした金」という単語が出てくるのみでした。ただ、表には出てこないものの、どこでどのようにマネーロンダリングしたかという設定はあったので、訊かれたすぐにこたえられる状態にはありました。
背景設定をある程度作りこんでおくと、プレイヤーの突然の質問にも対応できますし、なにより、GMとして自信を持ってマスタリングができます。作りすぎはセッションを窮屈にしますが、これからシナリオを作ってみたいという方は、これでもか、というぐらい背景設定を作りこんでみることをおすすめします。いくつも作っているうちに、加減がわかってきますから。
あと、どうでもいいネタですが。
「クインティアコブラツイストネタ」は、今回参加しなかったプレイヤーさんからいただいたネタです。クインティアはそんなことする人じゃありません。
たぶん。