見出し画像

ポジティブじゃないとダメなの?

ある日、心の中がざわつく。と泣く友人がいました。
第一印象は人懐っこくユニークで明るい。
面白いね。楽しいね。と言われると何でもやっちゃうかな。
よく知っていくと
実はネガティブ思考。石橋を叩きすぎて一歩も進まずに割ってしまうタイプかな。人からの見た目を、めっちゃ気にして、承認欲求がかなり強め。

少し話してみると
「みんな頑張ってるのに自分だけ取り残されてる気がする」
なぜ、そう思うのか、どういうふうに自分がなりたいのか聞いてみた
「自分は何の成果も出せてない」とまた泣く
成果ってどんな成果を出したいの?
「ん〜〜、だって〇〇ちゃんだって頑張っとるし何でもやってみるやん」と反撃。
やれないことを誰も責めてないのに・・だって、やれない性格だってことは周りはわかってるんだよね〜。
「明確な目標もなくて、今始めたことの結果を今すぐ出そうなんて無理じゃん。そんなことできたら、みんなプロの選手だし億万長者だろ。ダイエットしたって即効性なんてないよ。長い生活習慣から生活習慣病だって出てくるんじゃん」
そもそも状況変化を嫌う人なのに何故そこに行き着いたのか何に焦っているのか私には理解できなかった。
「あの人ができてるのに何で私ができてないのか自分に腹がたつ」と怒ってる時もありました。
私は「何でそう思うのか分からない。あの人にできるなら、私にもできるはず。って思う。人には向き不向きもスピードも個人差があるけど」と言うと彼女は「へ〜逆にそんな発想なかったわ〜、考え方次第ね!ポジティブっていいな〜!」と言っていたこともありました。

そこで

皆様は「ポジティブでいなければならない」と感じたことはありませんか?

幼少期からの家族や友人関係の中から性格って形成されていくと思うのですが、確かにポジティブ思考は人生に多くのメリットがあるといえます。だけど、それだけで十分かな?私は子供からも「自己肯定感強すぎのポジティブ思考すぎ」とよく言われます。それは決して褒め言葉ではないと受け止めてます。
ポジティブ思考がえらい。と考えてると変な沼に入ってしまわないかな〜と。
世の中、一つのことだけが長けてるってことはなく運勢も気分も上がったり下がったりを繰り返すんだと思うんです。ポジティブ思考とネガティブ思考のバランスを見つけることが重要ではないかと思います。

ポジティブ思考の力

ポジティブ思考は、挑戦に対する前向きなアプローチやストレス管理、自己肯定感の向上に役立ちます。例えば、目標達成に向けたモチベーションを高めることができるのです。しかし、ネガティブな感情を無視して突っ走ってしまうと思わぬ問題が生じるんですよね。

ネガティブな感情の重要性

ネガティブな感情は自己防衛や問題解決のための重要なシグナルです。これを感じて対処することが自己成長に繋がります。例えば、ストレスや不安を感じたとき、それを無視するのではなく、リラックス法やマインドフルネスを活用して感情をコントロールすることが重要です。

感情のバランスを取る方法

  1. 自己認識:自分の感情をしっかりと認識し、受け入れることが大切。

  2. バランス:ポジティブな視点を持ちながらも、現実的な問題や課題にも目を向けることが重要。

  3. 学びと成長:ネガティブな経験や感情から学ぶことで、自己成長に繋げること。

  4. サポートシステム:友人や家族、専門家などのサポートを受けながら、自分の感情と向き合い、バランスを取る。

ポジティブ思考の落とし穴?

実は全員が常にポジティブであることを強制される環境は良くないのです。
これを「トキシック・ポジティビティ」と呼び、以下のようなことが起こります。

  • 感情の抑圧:ネガティブな感情を無視したり抑え込んだりすることで、ストレスや不安が蓄積し、精神的・身体的な健康に悪影響を与えることがある。

  • コミュニケーションの断絶:他者がネガティブな感情を表現することを避けるようになると、真のコミュニケーションが難しくなり、人間関係が浅くなる。

  • 問題解決の妨げ:ポジティブな視点だけに偏ると、現実の問題や課題を見過ごすことになり、適切な対処ができなくなる。

  • 自己否定感の増加:ネガティブな感情を抱くことが「悪いこと」とされると、自己否定感が増し、自己評価が低下する可能性があル。

どちらも大事な思考なのです

ポジティブな感情とネガティブな感情の両方が適切に、受け入れられることが重要ですね。ポジティブとネガティブの両方の感情を理解し、それぞれを適切に使い分けることで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?