なにを人生の糧に出来るかは、自分にかかってるってこと。
あなたは、長野県の食品スーパー『ツルヤ』をご存知ですか?
先日の懇親会でも話題になった『ツルヤ』は毎日、活気にあふれています。なぜ、ツルヤにはたくさんの人が集まるのでしょう?
小諸市に本社を置く食品スーパー『ツルヤ』は、1892年に小諸市で魚屋として創業、1996年に「軽井沢店」をオープン。
もともとは軽井沢の別荘居住者をターゲットにしていたこともあって、今でも高級感を武器にしているスーパー。
PB商品に力を入れていて、その種類はなんと600種類以上とか!
そんな長野県を代表する(と少なくともわたしは思っている)スーパーツルヤから考えたことの話。
お客様の夢に商品で応える
という経営姿勢の通り、PB商品はもちろん、ほかの商品も品質が高いツルヤ。
有機アボカド、有機バナナが常時置いてある。(完熟アボカドを食べたらほかのものは食べられない)
鯉の切り身が常時置いてある。(急に「鯉こく食べたい」と言われてもツルヤに行けばある安心感たるや!)
チーズの種類が異常に多い。(多すぎて悩みすぎてしまうのが悩み)
味噌めっちゃある。(職業柄常にチェック)
野菜の種類豊富。(レタスだけで何種類?)
チコリとか朝鮮人参とか置いてある。(使ったことないw)
ワイン、ビール、日本酒、めっちゃある。(最高!)
食材の豊富さ、新鮮さ以外にも、良いところはたくさん!
わかりやすいところで言うと、レジ対応は、明らかに他のスーパーと比較にならない程、素晴らしい。
バナナを買うと、傷みがないか指差し確認。
卵を買うと、これまた割れてるものがないか指差し確認。
問題があればすぐ、その場で交換。
レジ打ちは速いし、袋詰めは上手で無駄がない。
荷物が多かったり、子供を連れていたりすると、配慮して運んでくれることもあり大変有難い。
そういえばどこかで、ツルヤのレジはアルバイトさんはいないとか、そんな話を聞いた事があったので、ちょっと調べてみたんですが、そうではなくて、「アルバイトさんやパートさんでも、徹底的に叩き込まれる」らしい。
研修でどれだけ叩き込まれたとしても、その通りに出来なくなる人が多い中、
あれだけ、気持ちの良い接客の出来る方がたくさん居るという事は、それだけ理念が浸透しているという事なんでしょうね。
昔、某大手ファストファッション店でバイトした時に、レジオペをガッツリ叩き込まれた時を思うと、一体どのくらいのペースで、どのくらいの研修をしているのだろうか…
とにかく、ツルヤのレジ担当さんには、行くたびに毎回感動する。
トイレの綺麗さも、陳列の綺麗さ、丁寧さも、駐車場のカート置き場の多さも、店員さんの清潔感も、超個人的意見ですが、ツルヤがダントツ。
時間や、都合で様々なスーパーに行きますが、どこに行っても『やっぱりツルヤがいいなぁ』と思ってしまう素晴らしさ。皆さん、長野に来たら是非スーパーツルヤに行って欲しい!
さて、ここで終わるだけだと、ただツルヤを褒めまくるおばさん感が満載ですが、せっかくなので自分の商売に置き換えて考えてみます。
接遇と接客の違い
『お客さんに、このお店で買いたい!』と思っていただくには?
『あのお店最高だよ!行ってみて!』と、言ってもらう為にはどうしたら良いのでしょう?
もちろん良い商品を作るのは大前提として、
一人で、今日からでもすぐに出来ることとして、まずは接遇マナーを上げる事だと思います。
「お客様の必要なものを用意して、代金をいただく」=接客。
「お客様がなにを、どのように使うのか聞いた上で、必要なものを提案、用意して、代金をいただく」=接遇。
電話応対や、お客様とのコミュニケーションで、接客ではなく、接遇をする。
当たり前すぎて忘れがちですが、本当に大事なこと。なぜなら相手は『人』だから。『感情』を持っているから。
どうせ、買い物をしてもらうのなら、気持ちよく買い物をしてもらいたい。
楽しかった!来てよかった!買ってよかった!と思ってもらえるお店作りをしたい。
目の前のお客様が、本当に求めているのは何か。
いま、私に出来る事は何か。
こんなふうに、毎日の生活の中でも学べる事がたくさんあるはずだから、
ただ、ただ、流れに身をまかす生き方はやめよう。
たくさん見て、たくさん、たくさん考えよう。
それが人生を豊かにする糧になるはずだから。
お気に入りのスーパーのことを、ずーーーっと考えてたらこんな終着になりましたとさ。チャンチャン。