文系出身で土木技術者として生きていく覚悟を決めた話
理系が苦手で仕方なかった高校時代
わたしは高校2年生のとき、稼ぎが良く
手に職つけられそうだからという
打算的な理由で理系コースを選択。
苦手科目は、数学化学物理だったにも関わらず。
案の定、センター試験も本試験も
理系として受けることは間に合わず浪人が確定。
浪人したところで、頭の作りが完全に文系の
わたしが国公立理系に進むことはムリゲー。
センター試験まで理系として粘ったけど
やっぱり国公立理系はむずかしい、ということで
文理融合という名の文系に進むことに。
就活の壁
文系として楽しく大学四年間を過ごしつつ、
就職活動に。
何がしたいか分からずとりあえず
ラウンドアバウトが好きだ!と思い
不動産デベロッパーを受けるも全滅。
いま考えるとインフラ整備したいのに
文系は詰んでる。
なんか専門っぽいことしないと
悔しくて収まりの悪いわたしは
超零細コンサル企業に入社。
CADを使ってインフラ管路の設計業務をすることに。
第二新卒カードを切る時
新卒で入社した会社はみんな優しく
ぬくぬくと働けているが、
3年目の冬に、
会社規模ちっさすぎん!??仕事内容一生同じ!??つまらん!と思い立つ。
曲がりなりにも、技術者として
インフラ管路の設計してきたんだから
この前歴活かして
どこか土木技術者としてレベルアップできないか!?
と思いたち、転職活動をスタート。
転職エージェントとの面接
まずとりあえず自分の市場価値を知りたくて
転職エージェントと面談。
前職の職歴をいくらだっていいように言えることに気付く。
そしてエージェントさんから
なこさんは視座が低い
との言葉をもらう。
お、もっと自信持ってええんか…?
と思い、エージェントさんは使わずに
リクナビネクストやらなんやらから
自分で応募することに。
現職に入社後に知ったけど
やっぱりエージェント経由やと
仲介料がかかるから企業としても
見る目が厳しくなるみたい。
勝手に自信持って行動したことが
結果オーライやった。
この時、12月。
1週間に3社ほど土木系の会社に応募。
転職の決め手
ここに入りたい!と思った会社の
ESを知り合いの技術士の方に見てもらったり
身内に見てもらったりしながら
無事提出。
ESが通るかまず、ドキドキ。
人の助けを借りまくった結果、
ES無事通過。
このとき1月。
いよいよ面接。
想定質問も死ぬほどノートに書いて準備して、
いざ、行かん!
土木技術者の募集のため、
土木の基礎知識を面接にて求められる。
おそらく土木系の大学出てたら常識であろう内容。
もちろん答えられない。
なぜなら、文系出身かつ前職ではがっつり土木!という仕事はしてないから。
仕方ないので、
わかりません!しかし前職ではこういう事例がありました!
馬鹿正直さで勝負。なぜならわたしは第二新卒だから素直に行けば許されると信じていた。
なんやかんやで面接通過する話
そんな行き当たりばったりだったが、
ひとつだけ信念を持ってた。
わたしは土木技術者としてこの会社で成長したい!
面接でいろいろ聞かれて答えられなくても
いまは未熟だが、勉強したい!
レベルアップしたくて、転職する!
という思いは毎ターンに紛れ込ませる。
熱意が通じたのか、人手が不足してたのか
わからないが通った。
ありがとう、土木の神様。
このとき2月。
4月1日から働き始めることに。
関西ではたらいてたが、勤務地は東京。
夜逃げ同然、バッタバタで前社に
退職届をだし引っ越す。
なお、有給を使い過ぎていたため
3月半ばまで働く。
ラスト2週間で引っ越し。
なんとか家は見つかったものの、
やること多過ぎて吐きそうだった。
いまの会社を狙った理由
そもそもなぜこの会社にそんな熱量をもって
挑んだのか、理由は一つ。
わたしは土木素人だから。
散々言ってきたようにわたしは文系出身。
力学や構造計算やなんやいわれても
まーったくわからない。
公式の使い所はおろか、公式そのものすら知らない。
でもやっぱり土木技術者になりたいから
安定した経営基盤があって、勉強に力をいれてくれそうな会社を狙い撃ちした。
入社してみて、読みは正解。
土木施工管理技士やら、技術士補やら
手厚く勉強させてもらえる環境があった。
いまはまだ希望した部署ではないが、
来るその日のために勉強はできる!
そんなわけで自分の選択に悔いはない。
また文系が技術士補を建設部門で受ける話も書いていきたい!
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