西城戸 政宗 2022年6月7日 23:02 扉が閉まる一寸先で、私は電車に乗り込んだ。すると扉近くにいる男とぶつかりかけたので、急に足を止めた。男は私を睨みつけてそこから動かなかった。私はその目線を避けるように、ポツリと空いた向かいの角席に座った。次の駅に着くと、男は溜息を吐いて降りていった。 #小説 #短編小説 #ショートショート #ショートストーリー #超短編小説 #超ショートショート #三文小説 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート