今日の独り言/2021年12月16日
「条件を付けない交渉」の意味
本日、NHKで放送されていた国会中継で有田芳生が岸田首相に北朝鮮拉致問題に関する質問していた。
数年前、安倍首相は拉致問題に関して「(北朝鮮に対して)条件を付けない交渉に応じる意志が有る」と言う様になった。
この言葉について、「日本側が無条件で交渉に応じる意志が有る」という意味だと思っている人は多いだろう。
しかし、実際はそういう意味ではないという話だ。
北朝鮮はアメリカや韓国等との交渉に於いて「北朝鮮の核保有を認めるなら交渉する意志が有る」「北朝鮮への敵対姿勢を止めるなら交渉する意志が有る」等と、”北朝鮮と交渉するためには、交渉前に北朝鮮に対して何らかの譲歩を実行したら”交渉するという態度を取っているのだそうだ。
「そういった何らかの条件を付けてくるつもりなら交渉に応じない、北朝鮮側が何も付けず、日本側も何も条件を付けない形の交渉であれば応じる意志が有る」というのを安倍首相は「条件を付けない交渉」と言う意味で言っていたのだそうだ。そして、岸田総理もそれを引き継いでいる。
「条件を付けない交渉」に北朝鮮が応じないのは「条件を付けない交渉である以上、北朝鮮側も条件を付ける事ができないから」という事だそうだ。
いや、それ背後にいる団体が同じってバレません?
東京新聞のニュースより。
国が生活保護費の基準額を引き下げた事の取り消し処分を求めて、石川県(金沢地裁)、京都府(京都地裁)、福岡県(福岡地裁)で、それぞれ生活保護の受給者が国に対して訴訟を起こしていたそうだ。
そして、この3つの地裁の判決文がどれも同じ内容で、同じ所で誤字が発生していたという話。
ところで、何で別々の3つの地裁の判決を照らし合わせるなんて真似ができたの?
この訴訟、原告の背後についてるの、同じ団体だったりするのでは?
OnlineSafetyForSisters(OSFS)を批判した理由
本日夕方のニュースでこういう物があった。
フェミ・反フェミ問題を追っている人で、「OnlineSafetyForSisters(OSFS)」という団体の事が記憶にまだ新しい人は多いと思う。
解らない人は検索して調べてみて欲しい。
OSFSを知っている中には、OSFS立ち上げの際に行われた記者会見及び、立ち上げの頃にOSFSのページの声明文に木村花さんの事が「インターネット上の嫌がらせの例」として引き合いに出されていた事を覚えている人は少なくないと思う。
木村花さんの事を「インターネット上の嫌がらせの例」として引き合いに出した事について、OSFSは多くの批判を受けていた。
その中で、OSFSの賛同者に名前を連ねていた伊藤和子さんという弁護士がOSFSを批判していたのを覚えている人はいるだろうか。
上記のニュースを読んでその理由が解った。
木村花さんへ生前行われた誹謗中傷等の関連の訴訟を、木村花さんの母親の木村響子さんが行っているが、伊藤和子弁護士はそれらの訴訟で木村響子さんの代理人を務めていた(現在も務めている)のだ。
つまり、OSFSが木村花さんの事を引き合いに出すのを黙認すれば利益相反する事になる。
本来なら伊藤和子さんもフェミニストだからOSFSを擁護したかっただろうが、そうせずにOSFSを批判し、OSFSの賛同者から名前を消したのはそういう理由が有ったという事だろう。