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一郎彦になってみた@劇団四季『バケモノの子』

わたしの自由すぎる感想です

一郎彦の父への愛が大き過ぎて、ちょっと苦しくなる場面があるんだけど、最後は渋天街のみんなが迎えにきてくれて抱きしめられるところ、見てる私も救われる、癒される。

子供から親に向けられるものこそ無償の愛なんだろうなぁ...。親は家族だけじゃなくて世間とか立場とか色んなものを絡めて見ているけれど、子供は真っ直ぐに親を見てる(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)。

一郎彦は「ここに居ても良いの?一緒に居ても良いの?」て不安なのかな、尊敬する猪王山(父)への憧れもあるだろうけど一緒に居るためにも父と同じ姿でいなければ!って強くこだわっているようにも見える。

猪王山は人間を否定してるけど、人間の子供であった一郎彦のことは愛してる。猪王山は人間に対する嫌悪感と、愛している一郎彦が人間の子供であることのジレンマを感じているのか...?一郎彦が人間であることが万が一バレるようなことがあっても、一郎彦がちゃんと渋天街に受け入れられるように見廻組とか、誠実に地域貢献してるようにも見える。

苦しすぎるー(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)。
早く二人で真実を共有して欲しいー。

笠松哲朗さん演じた一郎彦のめちゃくちゃ透き通った声を聞くと、ぐぐぐっーと一郎彦の寂しや孤独が伝わってくる。久太との対決で「黙れ!」と唸ってる声さえ優しく透き通ってる。その透明感がひ弱な人間ぽくみえるので、乱暴な言葉は精一杯の強がりにも聞こえる。久太と同じ人間だと認めたくないのは、猪王山のためになの?久太を受け入れれば楽になるのに父のために我慢してるの?

自由に解釈させてくれる、
なんとも素敵すぎる声だ(゚д゚lll)

大鹿礼生さんが演じた久太、こちらも透明感ある歌声だから一郎彦と久太の対決(歌:バケモノの子)が暴力的ではなく、あー、それぞれ真剣に自分と向き合ってるんだなぁ...って。透明🫥な自分の輪郭をこれから作っていくんだなぁって...最高です(∩´﹏`∩)

「ほら見ろよ!みんな来てる!」って久太が一郎彦を気づかせる場面、渋天街のみんなが「あーあー」って歌いながらぽつりぽつり迎えにくる場面、毎回私も一緒になって救われる。癒ししかない♡

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