九太@劇団四季『バケモノの子』
当時9歳だった蓮は父さんと離れて母さんを失って、強くなりたい!と意志を持つ。
物語はここから動き出すんだけど、たった9歳で、しかも一人で決断する時点で既に強いんじゃない?って決断に時間がかかる私はそう思ってしまう。
私は何十年もいろんな経験をしてきたつもりだけど、でもやっぱり決断の時はいつも心身ともにぐったりと疲れる。不安だし迷うし後悔するし...だったら本当はもううんざりしてるんだけど慣れ親しんだ今の環境に留まるほうが無難だよね!と、新しい旅を諦めたりもする。
蓮は熊徹との出会いをきっかけに、バケモノの世界で生きる決断をした。全く新しい仲間と未経験の世界で新しい名前「九太」で生きるってどんだけ凄いことか。
17歳になった九太はもとの世界に迷い帰り、そこで楓との新しい出会いがあった。それがきっかけで、自分がどう生きていきたいのかしばらくぶりに悩んでる様子、そしてまた決断をする。
九太は出会いや縁に恵まれてるけど、それは九太が素直に沢山のものを受け取ることができるからなんだと思う。
本当の親、バケモノ界での親、関わってくれた人から素敵なものを受け取った彼の成長に感動。
九太だけじゃなくて実は私たちだって沢山の出会いを経験している、だけどその出会いをどれだけ大切に出来るか?素直に受け取れるかが、自分の人生の質に大きくそして直接的に影響するんだよねって思う。
強くなりたかった久太は「もっと見てみたい、他にも色んな世界があるはずだ!」って好奇心に素直に行動できる力がとても強い。もちろん一郎彦との対峙の場面でも九太の強さが見えるけど、自分に誠実であり続ける姿にぐっとくる。
ミュージカル『バケモノの子』を体験すると、自分の人生はぐっと上がる!ワクワクする♬九太の成長の過程、その周りで色んなキャラクターがワイワイしてるところ、本当に楽しくて好きだなぁ・:*+.\(( °ω° ))/.:+
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?