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惚れってこれじゃね?【てる #4】
今週100回聴いた曲
今週この曲を100回は再生した。
これは、大袈裟ではない。本当に100回は再生したのだ。嘘偽りなく100回は再生している。
200回は再生したのか?と聞かれても、YESと言えると思う。
「惚れとは何か?」という話題をもらったけれど、いま僕はこの曲に惚れている。どんな曲か説明するのは、とても野暮になる。だから、この文章を読んでいる君は、とりあえずYouTubeの再生ボタンを押してみよう。
さて、押したかい?
僕は、こういうとき、流し読みしてしまう。スクロールを高速回転させてしまう。
けれども、この文章を読む君には、そんな野暮なことをしてほしくない。
ほんとうに聴いたね?
どうだったかい?
すごいよね?
聴いた君とだから話せることだから、恥ずかしいけれど語らしてもらうよ。この曲は、The 1975というイギリスのバンドの曲を、Galileo Galileiという日本のバンドがカバーしたものなんだよ。
この曲には、世の中を変える力があると思うんだ。アメリカ選挙がごたつく現代、東京都知事選挙が佳境を迎える今日、仕事に追われる毎日、そんな自分1人では変えられない世界を変えてくれる気がしてしまうんだ?
The 1975の原曲では、彼(彼女)が存在しないと
生きていけない&ドラッグなことがなくては生きていけない、というダブルミーニングな歌詞。
Galileo Galileiがカバーしても変わらないところもあるんだけど、日本ナイズされてる。僕の世界が変わったのは、ここの意訳。
I can't stop sweating or control my feet
I've got a twenty-stone monkey that I just can't beat
I can stage a situation, but I just can't eat
And there's a feeling, you're replacing embrace
せいぎょが できなくなってる
ひきずるもの おもみを ましていく
あさが のどをとおらず すぎていく
ひつようなのは きみだけ だったんだ
この意訳に、世界を変える力があると思ったんだ。自分では抗えない憧れの人への羨望、耐えられない衝動を、こんなにも日本らしく再解釈してくらる、脱構築性。
自分自身の世界への在り方、捉え方を考え直さなくては、と省みずにはいられない。
そんなことを考えながら、西東京のビアバーでこの文章を書いている。店内ではバチェロレッテが流るるてる。男女3人が侃侃諤諤している。
彼にも彼女にも、明日が広がってるんだな。