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「雲の本」とは9/30

おすすめは、荒木健太郎著の「雲の中では何が起こっているのか」という本です。ベレ出版です。

本文には、、、
 一般的に「雲をつかむ」という言葉は、物事が漠然としてとらえどころがないとか、非現実的という意味で使われます。
これは「雲」が「漠然としたもの」であって、実際に「つかむことができない」と認識されているためです。
しかし、現代の気象学はそんな雲の謎を解き明かし、まさに「雲をつかもう」としているのです。
と、あります。

 私が気象予報士試験を受けようとした時に、「まずこれを読みましょう」という内容の記事をみつけて読みました。簡単な内容から入り、徐々に少し専門的な内容に移っていきますが、絵や図解などでわかりやすく書かれています。

ほかにこんな人も知りました。

雪は天から送られた手紙

写真を撮り雪の結晶形を分類

中谷宇吉郎(なかや・うきちろう、1900〜62年)教授が初めて雪の結晶写真を撮ったのは、北海道帝国大学(北大)理学部に赴任して2年後の1932(昭和7)年だった。冬が来て雪が降ってきたので、かねて興味のあった雪の結晶をガラス板に受け、校舎の廊下にセットした顕微鏡で雪の結晶を覗いてみた。

その水晶細工のような微妙な色、鋭い輪郭の中にこめられた変化無限の花模様。透明な結晶のモノクロームの世界の美しさに深く感動した。それが中谷の雪の研究の原点となった。

自然の美しさに感動しない人はダメ!?

中谷は「雪の結晶の美しさは形容し難い」と言ったが、また、雪の降った翌朝、朝日に輝く銀世界についても「冬の深山の晴れた雪の朝くらい美しいものはない」と随筆に書いている。

中谷は弟子によくこう言った。「きみ、自然を見てその美しさに感動しないような人は、研究をやめたほうがいいです。自然の美しさに感動することが研究の原動力ですから。そうでなければ寒さが身に沁(し)みるだけですよ」

上空の気象状態を知る

1935(昭和10)年、北大に零下50℃まで下げられる常時低温実験室を開設し、雪の結晶をつくる実験を始めた。苦心の試行錯誤の末、翌年、ガラス管の上部から吊るしたウサギの毛のコブに、六花の結晶を作ることに成功した。中谷は世界で初めて実験室の中で雪の結晶をつくったのである。

ガラス管内の温度と湿度を変えると、できる結晶の形が違った。横軸に温度、縦軸に湿度(過飽和度)をとったグラフ上に、どんな結晶がどの領域に成長するかを示した。

このグラフを参照すると、地上に降ってくる雪の結晶の形から上空の気象状態を知ることができる。中谷はこのことを「雪は天から送られた手紙である」と文学的に表現した。

雪の結晶を人工的に作った方だけに純粋で素敵な言葉ですね。


他にもサイエンスとして飛行機雲のことも書かれています。

楽しい話がいっぱい。
あんまり書くと楽しみ減ってしまうのでやめておきますが、雲好きの人には読みやすくておすすめです。


気象予報士試験にまだ受かってない人が言っても説得力ないか💧💧
でも、少し読めば雲の事がだいぶわかってきます。



気象衛星ひまわり画像

赤外線画像です。黒い。
西にもあまり雲がない。
ということは快晴になりそうです。

おはようございます。
よく眠れましたか。
爽やかな朝です。わくわくしそうな日です。
日に焼けそう(ToT)/~~~(▀̿Ĺ̯▀̿ ̿)
でも、夜は素敵な星空が現われますね。一番星は木星でしょうか。
今日もいい日でありますように。

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