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「雲とは」なぜできる 9/3
そもそも雲はなぜ出来るのでしょう?
あの雲を作っている雲粒は水でできています。水つまり水蒸気。
水蒸気は目には見えませんが、空気中にたくさんあります。今、台風が近づいてジメジメしているということは、日本付近に水蒸気がたくさんあります。なので、なんか雲が多いですね。
空気のほとんどは水蒸気を含んでいますが、”水蒸気”という状態でいられる量は気温によって違います。暑い夏は多そうですよね。
例えば、2m四方の浴室の空気がある。
20℃では約140gの水蒸気を含むことができます。水分が140g。
3℃では約50gまでの水蒸気しか含めない。水分が50g。
気温が高くなればもっと多く含めるし、低ければ少ししか含めません。
こういう、ある単位体積の空気に最大限含むことのできる水蒸気量を飽和水蒸気量と言います。気象学では飽和水蒸気量のことを飽和水蒸気密度と言います。20℃で湿度50%ならば、その浴室の空気は約70gの水蒸気を含んでますよー。ということです。
夏の35℃のような日は1㎥あたり約40gなので、2m四方の浴室ならば320g!!
えーっ!です。
さて仮に、その35℃の浴室の320gの水蒸気、夜になり気温が下がって20℃になったとすれば320-140=180
180gの水蒸気が水滴となり鏡やまわりの壁や天井に結露したり床にたまったりするということです。
浴室の鏡なんかは風呂に入っているときも曇りますね。これは湿った空気が鏡の表面で冷やされ、細かい水滴となり張り付いて、光を乱反射させていることで曇っているのが見える。
うん?もしや、。そう、雲粒とは浴室の鏡の曇り方と同じようなものです。
今、あなたの目の前にある水蒸気が部屋から出て、外の暑い空気に暖められて上空に上がっていくと、上空に行けば行くほど気温や気圧が低いので、同じ水蒸気量を空気が保つことができず雲粒になります。ですから水蒸気がたくさんあれば、上空でいろいろな雲がたくさんできます。
もし、上空まで乾燥していれば雲はできませんが、ずっと上空まで上がり風に流され絹のような巻雲ができたり、もし上空が湿っていれば層雲になり、層雲が集まってくれば乱層雲となって雨が降るかも。
もしかすると、上空と地上の気温差が激しいと積乱雲になるかもしれません。これが海の上だと渦を巻き始め熱帯低気圧になるかも。もっと海が暖かければ大きくなって台風!
色々な雲を見ると楽しくなります。あの雲はどんな時に現れて、天気はどうなっていくんだろう。などが分かればもっと楽しいですね。
私も気象予報士の勉強しながら、できるだけ分かり易く書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。
しかしまぁ、夏の疲れが微熱として出てしまったので、ゆっくり書いていきます。
この夏から秋へ移る頃というのは、疲れが出やすい時。
油断してました。
が、微熱です、、微熱。
気象衛星ひまわり
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雨、気をつけてくださいね
次ぎは台風に太陽光があたり始めた画像
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