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【超睡眠術】二度寝の効果

けたたましいサイレンの音がする。目を開けるとそこは見たことのある光景だった。そして反射的に音が出ないようシャットアウトしていた。起き上がろうとしたが体が上手く動かせない。まぶたが重い。

「そうだ」

二度寝すればいい

見慣れた光景は消えた

起きて、また寝たいことありますよね?二度寝は気持ちがいいものである。二度寝をすると体はリラックスするのだろうか?頭が休まり生産性が上がるのか?といった疑問を持つ人がいるだろう。

長時間の二度寝は頭がぼーっとしたり、疲労感を感じたり、余計に睡魔が襲ってくるような経験をしたことがあるはず。

これは二度寝の時間が10分を超えると深い眠りになってしまうことが原因。二度寝の時間は5分に抑えることで2つの効果が得られる。その効果は二度寝している時に身体から分泌される化学物質が関係している。睡眠時間をコントロールして良い生活習慣にしよう。

脳内麻薬エンドルフィン

二度寝をしているとき脳内で多幸感をもたらす脳内麻薬エンドルフィンが分泌される。

脳内ホルモンに詳しい東京都医学総合研究所の池田和隆参事研究員は「エンドルフィンはゆったりした気持ちよさを誘う。神経を興奮させて気持ちよくなるのではなく、幸せ感を高めてくれる」と解説する。

1980年代に運動生理学の研究から、心肺機能を高める運動をすると脳内にエンドルフィンが放出され、高揚感や満足感が高まる結果が明らかになった。ストレスを緩和するために起きる現象ととらえられている。これはランナーズハイと言われる。

死の瞬間にエンドルフィンが大量に分泌されるという。陶酔感、快楽感、多幸感を呼び起こし、別名、脳内モルヒネとも言われる。鎮痛効果も伴う。

↓参考

https://style.nikkei.com/article/DGXKZO08297260T11C16A0NZBP01/

抗ストレスホルモン「コルチゾール」

二度寝をしているとき体内でストレス耐性を促す「コルチゾール」が分泌される。

ストレスを受けたときに、脳からの刺激を受けて分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれている。

コルチゾールの分泌が最も多い時間帯は、朝と言われている。そして夜には少なくなり、身体の一日の活動リズムを整えてくれる。

ところが過剰なストレスがかかり、活動リズムが崩れることでコルチゾールの分泌が慢性的に増えることがある。
すると、不眠症やうつ病などのメンタル不全や、生活習慣病などのストレス関連疾患につながるケースが多くなることが分かっている。

コルチゾールの働きは、ストレスに対抗するだけにとどまらない。

・肝臓で糖をつくり出す
・脂肪を分解して代謝促進する
・免疫抑制、抗炎症作用を持つ
・筋肉でタンパク質を代謝する

強い抗炎症作用を持つため、ステロイド系の抗炎症剤としても、広く利用されている。

↓参考

まとめ

○2つの化学物質の効果について紹介した。

○朝スッキリ起きるには、二度寝をする時間を5分に抑えることが重要な役割を果たしている。


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