EYSC-EYストラテジー&コンサルティング
実例解説については、過去に自分で実際に受けた企業について記載しますので、すべてのファームを記載することができませんので、ご了承ください。
また直近の採用動向は変化していると思いますので現在は多少質問内容が変わっていることも考えられます。ただ、大きな流れや質問については乖離が少ないと思いますので、面接前の有効な参考情報にはなると思います。
前提
概要
EYSCはBIG4の中でも比較的新しいファームであり、組織体制確立の過渡期にあるという認識です。日本よりも欧米やアジアにおけるプレゼンスが高く、グローバル案件が他ファームよりも多いという特徴があります。
したがって英語力があると選考に多少なりとも有利に働くと予想されます。
部門
Strategy and Transactions
ビヘイビア面接
面接官
1次面接:マネージャー1名(30分)+マネージャー1名(30分)
2次面接:アソシエイトパートナー1名
最終面接:パートナー1名
1次面接~最終面接
EYSCではカルチャーマッチするかどうかを重視しているように思われました。個人的な見解ですが、他ファームと比較して採用の競争力がそこまで高くないからか、内定を受諾するかどうか、入社後も長期的に在籍するかどうかをよく観察している印象を受けました。
質問①自己紹介(1次、2次、最終)
基本的にはまず自己紹介を求められます。大学卒業後からこれまでのキャリアについての概要を話しますが、せいぜい2分程度にしましょう。
それ以上話してしまうと冗長な印象を与えてしまい、スタートの評価がマイナスになってしまいます。
質問③なぜEYSCか?なぜ戦略ファームではないのか?(1次、2次)
具体的な経験を添えて、なぜうち?の問いに解答するようにしてください。正直ここは綺麗ごとを並べるよりも、実体験をベースにしていくことが望ましいです。
社会的インパクトを残したい、顧客に圧倒的にコミットしたい、というよりも、現状認識している課題とそれが現職で解決できない理由、そしてこの会社なら解決できる理由という一連のロジックを示すことが重要です。
EYSCというFASを志望するということは、M&Aやターンアラウンドなど財務会計にスポットを当てているということです。純粋な戦略ファームではできないサービスをEYSCならできる、というロジックを組み立てましょう。
例えばEYSCでは会計ナレッジが強く、高度会計論点対応や財務DDに加え、PMIといった人数が必要になるサービスまでワンストップで提供できる強みがある、という理由も良いかもしれません。
質問④転職ありきで考えているか?(2次)
特徴的な質問でした。いい条件でなければ転職しないのか、もしくはどうしてもやりたいことが外部にあり、その機会を渇望しているのかという、どちらのスタンスを取るかは事前に決めておきましょう。
質問⑤EYで活躍できると考える根拠は?(1次)
自分の強みは何で、それはEYのどういう環境とシナジーがあるのか?と読み替えて考えましょう。
自分の強みが財務会計に関するスキルであれば、相乗効果としてはEYSCが提供する会計全般のプロフェッショナルサービスへの親和性が高く早期にキャッチアップできるというものでしょうし、英語での業務遂行経験が強みであれば他ファームよりもグローバル色の強いEYSCでの業務にギャップがないというアピールもできます。
数あるファームがある中で、BCGやATK、ADL、デロイト等はドメスティック案件が多く、McKやAlixは超グローバル、EYSCは部署によりますがグローバル色強めというイメージです。
質問⑥What do you want to do in next five years?(1次)
英語で突然聞かれた質問です。
聞いていることは簡単な内容なので、瞬発的に英語に切り替えてトークできるか、拙い中でも伝えようと努力しているかを見られているはずです。
質問⑦What is your hobby?(1次)
こちらも同様に英語での質問です。
AlixやMckでは割と本格的な英語での質問がありましたが、それと比較すると内容は非常に簡単なので落ち着いて話せばOKです。
もし英会話に苦手意識があれば、自分の趣味や経歴、キャリア目標、志望動機くらいは事前にスクリプトを用意しておくと良いかもしれません。
質問⑤選考中の会社は?/いつから働けるか?/年収水準はOKか?
(1次、2次)
一般的な質問であり、基本的に正直に答えて良いと思います。
コンサルへの転職は複数企業受けることが一般的なので、変に嘘をつくよりも正直に受けている会社を答えて問題ないです。
年収については、希望があればはっきりと述べる方がベターです。転職エージェントが年収交渉をしてくれるという認識は捨てた方がよく、彼らは得意先の企業との良好な関係を築きたい(できるだけ良い人材をコスパよく提供する方が企業側も嬉しい)という思考であり、ごく一部を除いて交渉力は皆無です。年収についてはエージェントよりも企業の中の人の方が実態をよく知っているので、SC(シニアコンサル)なら出せてもこれくらい、という情報を教えてくれることもあります。
追記
どのファームでもそうですが、面接中に通過させますと伝えてくれる面接官や評価の高いケースでは次の面接のアドバイスをもらえることもあります。
これは実際にファーム入社後に面接官と話した経験や自分自身の面接官経験からも確実にいえます。
こうした通過フラグを見極めて、積極的に年収や次の面接官の特徴を聞き出すようにしましょう。特に気を遣う必要はこのケースではないと思います。
ケース面接
2次面接
問題
東京ドームの1日のビールの売上を求めてください。
※野球の試合がある日とする
そのうえでビールの売上向上施策を考えてください。(15分)
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