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留学先のドイツで購入した本まとめ

この記事は「積読チャンネル非公式Advent Calendar 2024」の22日目の記事です!🎄
担当はにかです。昨日は夜岡朝太郎さんの「母に贈った本が読まれなかった話」でした。
明日の担当はなすとうまさんです。

注 ⚠️だいぶ長い記事になってしまいました⚠️

はじめまして、にかと申します。
積読チャンネルは開設当初から視聴していますが、積読サロンはまだまだ新参者で、ほとんど発言もしていないため、初めましての方がほとんどだと思います。

語学と読書が趣味で、毎年100冊くらいは読んでいる(通読という意味で最初から最後まで)と思います。が、積読も多いです。

今年の2月よりドイツ🇩🇪のフランクフルト🌭で留学をしている大学生です。普段はTwitterでドイツ語やドイツに関する発信をしています。

積読サロンでは、主に書籍の情報収集をしております。
ただ今月は色々と忙しく、まだどなたのアドベント記事もまともに読めていません‼️すみませんすみません、、、、、

留学先のドイツでも依然として本を買い続けているため、今回は今年の2月から執筆日までの間に購入した本を一気に振り返りたいと思います。

行きつけの古本屋

フランクフルトにOxfamという古本屋さんがあります。たまたまお散歩してたら見つけました。なんて読むのかは知りません。オクスファム...かな多分。

この古本屋さんは、なんと街の人たちからの寄付で本を集めているお店らしく、いつもたくさんの人たちが本を寄付しにやってきます。裏の倉庫には寄付された本がたくさんあったので、在庫もかなりありそうです。

そしていつもお客さんも多く、大変賑わっています。寄付で本を集めるため、実質原価が0円ということもあり、かなり安い値段で本が売られています。定価30€(5千円)の本が3€(500円)で売ってるとかザラです。しかもほぼ新品みたいに綺麗。

そういうわけでみんなたくさん買うので、本の入れ替わりはかなり激しく、毎日本棚の光景が変わります。

①アンネの家 ガイドブック

アムステルダムのアンネの家に行った時に買いました。値段不明。

表紙を捲ると
アンネの部屋の壁の写真!
アンネの愛読していた文学作品なども
写真で載っています。

アンネフランクが好きな僕にとっては買わない選択肢はありませんでした。ちなみに英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、オランダ語などさまざまな言語版が販売されていましたが、日本語版はありませんでした。これはドイツ語版です。積読、、かな?

②オランダ語で書かれたアンネの本。

なんとも雑な説明ですが、こちらはオランダの古本屋さんで購入。3€くらいかな。積読です。

③マチルダは小さな大天才

ロアルド・ダールが好きな方なら知っているかもしれません。「チョコレート工場」で有名な作家です。これは僕が生まれて初めて通読した小説で、そのドイツ語版があったので書いました。3€。原語の英語版も持っていますが、英語は難しいです。ドイツ語版はけっこう読みやすく書かれていました。積読ではありません❗️

④ドイツのメルヘン街道

4€

これもまた行きつけの古本屋さんで購入。メルヘン街道というドイツの街道の旅行ガイドブックです。ギリ積読。

各都市の伝説や逸話も細かく載っていて面白いです。

⑤らんま1/2

ネトフリのアニメにどハマりしていたところ、たまたま古本屋さんで見つけました。4€。すぐに読みました。

オノマトペなどは翻訳されますが、「天道道場」だけは日本語のまま説明されるんですね。
右開きすると出てくる「こっちから読まないで!」の説明書き。日本語をそのままローマ字にしてもあんまり意味ないような気がするんですけどね...

⑥Michael Kohlhaas

ハインリヒ・クライストというドイツの作家の本を何か読みたくて購入。3€。店員さんに、「これはとても難しいけど頑張ってね」と言われました。たしかにむずかしい。積読です。

⑦バイエルン地方の100の旅館・飲食店

ドイツのバイエルン地方の旅館や飲食店を紹介している本。10年以上前に発行されたものなので、今現在は実際に存在しないかもしれませんが、存在するしないに関係なく、こういう建物が存在したんだ、と実感することそのものが楽しいです。読みました。

⑧ワイマールの旅行ガイドブック

これも古本屋さんで購入。3€。
ドイツの都市ワイマールについて仔細に書かれている本です。ゲーテやシラーに興味のある僕にとってはいつか訪れたい都市の一つです。積読ですが。

ただ詳しすぎてなかなか読む気になれません
綺麗ですね

⑨ドイツ語トルコ語ビジュアル辞典

古本屋で3€。なぜトルコ語!?と思うかもしれませんが、僕もわかりません。このシリーズはいろんな言語版が出ていますが、なにか一冊欲しいと思っていたところ、トルコ語のものがあったから買っただけです。

ドイツ語とトルコ語の対訳が載っています
日本語でもなんで言うんだ...?

➉絵本2冊

これは実際には購入品ではないのですが、スイスに住んでいる友人が誕生日にくれました。
ポイントは、ドイツ語ではなくスイス・ドイツ語で書かれているところ。ドイツ語とスイスドイツ語は全く違う言語と言っていいレベルのもので、僕ももちろん全く読めません。
ちなみに左の絵本はスイスドイツ語の中でもベルン方言らしいですが、違いとかはもちろんわかりません。
というかスイスドイツ語が読めないので、そもそもこの絵本を読めません。友達に聞きながら少しずつ読みたいです。
左のものはドイツで有名な絵本らしいです。確かにどこかでみたことある気がする。

11 オルセー、ルーブル美術館のガイドブック

僕は美術が結構好きで、日本にいた頃も美術館や展覧会は頻繁に行っていました。が、図録やガイドブックはふつうは買いません。
しかし留学中に訪れた美術館などは、記念にガイドブックを買おう、と決め購入するようにしています。日本語版があれば日本語版を、なければドイツ語版を購入しています。

ルーブルのガイドブックは文字が大きくて読みやすい


12. アンネ・フランクも読んでいたオランダの児童書

100年前くらいの児童書

アンネ・フランクが隠れ家で生活をしていた当時、彼女が愛読していたとされる児童文学シリーズ「ヨープ・テル・ヘール」です。日本での知名度はゼロですが、アンネの日記を読んでいると何度かその名前がでてきます。

アムステルダムの本屋さんに行った時、たまたま古本市みたいなのがやっていて、探してみたら奇跡的に見つかりました!!かなり嬉しいです。
アンネは日記のことを「キティ」と名付けていましたが、それはこの児童文学に由来すると言われています。実際キティというキャラクターも登場します。
一冊だけ読みました。

13 「寝室の視点」

『寝室の視点ー愛、SEX、パートナーとの関係..
扱いにくい質問に対する率直な答え』

4月ごろ、なにか面白い本ないかなーと思いスーパーで2€で買った本です。ドイツで初めて買った本です!
まあ、大人の知恵袋って感じです。ただZeitというドイツの大手新聞のコラムに連載されていたものらしく、語彙も文章も難しい。。。(イメージは英語で言うTime誌のコラムみたいな感じ)。

書き込みながら読みました。積読ではありません!

この本のおかげで、妙に色っぽい単語をあまりに多く覚えることができました。

14 中高ドイツ語辞典

中高ドイツ語というのは、まあ中世に話されていたドイツ語、という感じです。日本語の古典もそうであるように、現代ドイツ語とはかけ離れています。そのためこうした中高ドイツ語と現代ドイツ語の辞典があります。日本で購入しようとすると非常に高騰しているものしか存在せず、なかなか手に入りませんが、こちらは古本屋で5€。安い。。。

まあ通読とかはしません。

15 慣用句ブック

ドイツ語の慣用句が800個くらいイラストと共に列挙されています。由来とか意味もちゃんと載っているので面白いです。ドイツ語の慣用句を収集するのが趣味なので、こういう慣用句集みたいな本があれば必ず買うようにしています。積読ではありません!

16 英語と一緒に学ぶドイツ語単語

これは友達が日本に帰国する時にくれました。なので0€。英語とドイツ語を比較しながら単語が学べるというものです。

基礎単語がほとんどですが、右ページにはそれぞれの単語の語源的なつながりやコラムが載っていて、普通に面白く読めました。またドイツ語の歴史や、どのように英語とドイツ語の祖先の言語が成り立っていたか、またそこから発展したかがわかりやすく述べられており、ドイツ語を全く学習したことがなく、また学習する予定がない方にもお勧めできる一冊です。

17 デュ・バリー夫人の伝記

装丁がカッコよかったから買った。それだけです。4€。

歴史には疎く、デュ・バリー夫人って誰?ってレベルなので、読んでもさっぱり意味がわかりません。ちゃんと勉強してから読みたいです。積読です。

そもそもフランスが舞台なので、フランスの地名が全てドイツ語で出てきたりして、さっぱりどこを指してるのかわかりません。有名なのでいうと、ロレーヌ地方はドイツ語で「ロートリンゲン」というみたいな感じ。

18 ヘッセン州の方言絵本

僕の留学しているフランクフルトは、ヘッセン州という州に属しています。ドイツにはいくつもの方言があり、ヘッセン州の方言もあります。「ヘシッシュ」といいますが、そのヘッセん方言がたくさん載っている絵本です。3€。すぐ読みました。例えばフランクフルトはりんごワインが特産品ですが、それを入れる容器のことは「Bembel(ベンベル)」と言います(表紙に描いてあるものです)。これもひとつのヘッセン方言らしいです。


19 ヤノーシュ「誰が子どもを作るの?」

ヤノーシュというのはドイツの有名な絵本作家です。まあ日本で言う谷川俊太郎的な人でしょうか。数多くの絵本を描いていますが、翻訳されていないものも多いです。こちらもそのうちの一冊で、タイトルから分かるように、人間が子供をどのようにして作るのか、という内容について仔細に言及されています。積読ではありません。

まずは植物から。
では鶏は?
そして、人間。いやらしくないこのタッチが好きです。

20 ADESSO、Deutsch Perfekt

これらはドイツで発行されている雑誌です。ほぼ毎月買ってました。
Adessoはドイツ人向けに書かれたイタリア語の雑誌で、難単語にはドイツ語で脚注がつけられていたりと読みやすい構成になっています。右の方は外国人向けのドイツ語雑誌。語学学校の教材にもなるくらいメジャーな雑誌です。毎月ちゃんと読んでいたので積読ではありません!

21 アンネが愛読した文学作品の著者の伝記

タイトルの通りです。オランダ語で書かれています。これもアムステルダムの古本屋さんで見つけました。ほぼ新品で10€くらい。卒論で使う予定なので読まないといけないのですが、全然読んでいません。一番読むべき積読ランキング1位。

22 中世の生活

ローテンブルクという日本人にも人気の都市の古本屋さんで購入。6.95€。店主さんにおすすめの本を聞いたところ、これと言われたので買いました。ぱらぱら読みましたが面白かったです。ハイデルベルクの観光スポットにも置いてあったので、割と有名な本なのかも知れません。

23ポーランドとハンガリーとスロヴァキアのメルヘン

タイトルの通り、これらの国々の童話がたくさん載っている本。いろんな国のシリーズがありましたが、適当に選びました。中古屋で4€とかかな。全て読んだので積読ではありません!!

イラストに味があって好きです


24 千夜一夜物語

ドイツ語版。2冊で5€と訳わからないくらい安かったので買いました。しかし開いてみるとびっっしりと文字が。もちろん読むはずもなく積読です。いつか読みたいです。。

なんじゃこりゃ
分厚すぎます

25 なんて運がいいんだ‼️(よく意味は分かりませんがタイトル直訳です)


子供向けの本ですが、いろんな作家や著述家が物語や詩を書き合っていて面白いです。3€。ほとんど読みました。

絵もかわいい

26 ドイツ語の不思議な話や面白い話がたくさん載っているおもしろ言語本

雑なタイトルになってしまいましたが、ドイツでは結構有名らしいです。ドイツ語の変なところや不思議なところ、また読者からの疑問に著者が答えていく、と言う形式をとった記事が何百も収められています。1〜3巻のセット本ですが、8巻くらい?まで出ているらしいのでかなり人気なんですね。分厚いですがすぐに読み終えました。日本語訳は残念ながら出版されていません。こんなに面白いのに...もはや僕が翻訳したいです、、。

例えば「みんな英語で言ってるけど、コレドイツ語で言えるよね❓という単語100選」
outdoor(アウトドア)= draußen(ドラオセン)とか。ドイツにも英語は侵食しているんですね。

27 オランダ国立美術館のパンフレット

それもうやったって。いや、これ本の作りが面白いんですよ。

本の開く方はこんな感じ
各時代ごとに紙で区切られているんです!!
こんな感じ
面白い。

28 動物の物語

4€。いろんな動物の童話がたくさん載っています。動物系の語彙を増やしたくて購入。1日一話ずつ読む、というなんとも現実的な目標を見事にクリア。積読ではありません!

29 スイス

これ、フランスの蚤の市で買ったんでした。忘れてました。てことは当然積読

オランダ語でかかれたスイスの旅行ガイドブック的なやつです。2€だったかな。
スイスのお祭りFasnacht(ファスナハト)の様子です
いい写真ですね(感想うす)


30 短い物語集

5€。動物の童話集を読み終わった後にコレも読もうと思って買いました。70%くらい読みました。ギリ積読。

なんとか夫人や千夜一夜とかと違って、割とかんたんなドイツ語なのでスイスイ読めます。
こう言うのは助かりますね。

31 なにこれ

ローテンブルクの蚤の市で購入。5€。クリスマスのことが色々買いてありますが、1ページも読んでないのでよく分かりません。もうすぐクリスマスなのにね。

なんか中身はかわいい

32 オランダ語慣用句集

アムステルダムの古本屋で購入。値段不明。年季の入った慣用句集です。ぱらぱらめくって読んだ程度。なんじゃこりゃと言うのも多かったので、自分で訳したりとかするほどではないかなって感じ。

33 オランダ語慣用句集2

珍しく新品を購入。30€?とか。5千円近いです。。。。。でも面白いので結構読み返したりしました。通読はまだしていませんが、そのうちしたいです(そのうち)。

34 デングリッシュ

デングリッシュというのは、ドイツ語(ドイチュ(deutsch)のde)と英語(english)が混ざって話される昨今のドイツ語のことです。それについて書かれた本。面白かった。積読ではありません!

面白いのは、ひっくり返すと英語版になること
ドイツ語
英語

35 数の悪魔

日本語版も有名ですよね。その原書です。数学用語とかを勉強したくて購入。あと普通に日本語版も好きなので。もともと日本語訳を読んだことがあるとかなり読みやすいです。無事に読み終えられました。

36 オランダの広告

オランダの昔の広告についての本です。読んでません。。、、。。。。

広告を見るだけで満足しがち

37 言語

大それたタイトル。サピア・ウォーフの仮説で有名なあのエドワード・サピアも「言語」と言う本を出していますが、こちらは子ども向けの分かりやすい言語に関する本。言葉がどのように発達したのか、などについて書かれています。文章も簡単だったおかげで無事読み終えられました。
ローテンブルクの蚤の市で購入。10€でしたが値切って5€で購入。今のところ最初で最後の値切りです。意外といけるもんですね。

普通に翻訳したいレベルで面白い

38 アンネフランクの伝記

アムステルダムの古本屋さんで購入。4€。見たことない写真が何枚か載っていたので購入。パラパラと読みましたが、やはり知っている内容のことが書かれているとそれだけでわかりやすさが全然違います。

39 ヘミングウェイ作品集

ヘルマンヘッセの作品集だと思ってよく見ずに買ったら、ヘミングウェイの作品集でした読んでません。今後も読むかは不明の積読。

40 ヤノーシュの絵本2

ヤノーシュの絵本、集めてるんです。絵が好きなので。やっぱりこちらも翻訳はなし。いつか自分で翻訳したいなあなんてら思ったり思わなかったりします。もちろん読みました。ドイツ人のお友達と一緒に読んだので、解説もしてくれて助かりました。


以上、すみません実はまだ20冊近くあるのですが、紹介するほどでもない雑誌などなので割愛しました。あと記事もかなり長くなったので。

来年は日本に帰国しますが、コレらの本は多分郵送します。一体いくつ積読をなくせるかな?

でもドイツにいる間にも、僕が勝手に通販サイトやオークションサイトで本を買って日本の家に届けていたので、帰国したら悍ましい量の積読が待っています。。。。でも楽しみです!!

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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