コンクールについて

 本日3つの画廊で話したこと。いずれもコンクールについて。

 1 コンクールで大切なのは、それをきっかけに審査員、運営スタッフ、会場となる画廊の人、来場者といったそれに関わる人たちと関係を作ること。それがアーティストとしての活動に直結しますし、人生を大きく変えるからです。グランプリや上位賞を獲得することだけが大切なのではありません。

 2 授賞式ではたいてい審査員の偉い先生が挨拶しますが、それとともにギャラリーの責任者など作家活動をサポートする人たちが今後どう活動すべきかを話すことも大事です。多くの若者が知らないので。

 3 コンクール主催者が求めているのは、たくさんの応募者ではありません。たった一人の本当にすごい才能です。その一人になる気概で作品を制作し出品することが問われます。

 4 私は画家を目指す人たちにコンクールに出すよう勧めておりますが、出品するにもお金がかかるわけです。もし自分だったらどうするかと考えるに、クラウドファンディングを利用するだろうと思うのですが、さっき見てみたらコンクール出品のためにカンパを募る人っていないようです。作品を返礼品にすれば10万円とか集まるように思うのですが、どうでしょう。


2021年3月10日

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