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【美術ブックリスト】 『隠された顔 絵巻のなかの尊きものたちの描き方』

現代と違って平安時代には天皇は顔出しNGだった。絵巻に描く場合、存在を暗示しながらもその顔が見えないように描く技法が宮廷絵師たちによって確立され、それが鎌倉時代に神々にも転用されていった。尊いものの姿を見えないように描く表現の歴史を豊富な図版と資料からたどる「顔なし」の図像学。

山本陽子◉著 教育評論社◉刊 A5判 224ページ 2400円


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