シンデレラストーリー

画像1 さ~語りの時間だ! 魚介豚骨のつけ汁が、全粒粉の平太麺に絡み付く! 絡み付くというか!使用人の女の子がドレスをまとい、シンデレラのように! ワシの口の中という、舞踏会会場で舞踊る! そしてその麺の喉ごしは、まるで流れるステップのようなリズムを刻み!ワシの喉へと消えていくのだった! あ~止まらない! 次は、タンゴか!ボサノバか? 気がつくと!舞踏会は終わりを告げていた!
画像2 しかし!これで舞踏会は終わらない!そうシンデレラのストーリーは!クライマックスへ ! そう!食べ終わったつけ汁を! 渡すのだ!すると、追い飯をいれ! まるでシンデレラストーリーを盛り上げる!満月のような卵にアオサの雲! 舞台は整った! さ~今日のシンデレラストーリーは最高潮! 卵の満月を崩し、アオサの雲を絡ませ!シンデレラのガラス靴のようなレンデで口に運ぶのだ! 濃厚な卵のトロみに、アオサさの香ばしい香り!「あ~なんて幸せな日なんだ!」「まるで夢のようだ」
画像3 ワシの頭の中で、豚と魚と鶏がニコニコしている映像が思い浮かぶ! 気づいていただろうか? ワシは、チャーシューをあえて残しておいたのだ! ふと時計を見ると!「11時58分」を指していた! 【 ご馳走様】ワシのシンデレラストーリーは終わりつげそうだ! ガラスのようなレンゲを残して ワシは、店を後にするのだった! といった味です!あなたもシンデレラストーリーを体験してみないかい?

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