クリスマス(苦るしみます)の思い出
昔のクリスマスは大変だった。子供たちが小さかった頃。
1年中で一番忙しい日だった。
ダンナは何もしないし、私の両親には関係ない話だったから。
まず、子供達の欲しいものを聞き出し、プレゼントを買っておく。
クリスマスケーキの予約もしておく。
それから、クリスマスツリーを出し、飾り付けをする。
子供達は飾り付けを手伝ってはくれるが、バランスが悪かったりするので後で結局、私がやり直しをする。
両親には、ツリーが邪魔だとか、そんなことよか大掃除しろ!って文句言われながらも、一人でクリスマス準備をする。
クリスマスイブの日、予約のケーキを取りに行って、チキン料理をする。
クリスマスらしい料理もして、好き嫌いの多い両親の別料理も準備して。
クリスマスを子供たちと楽しんでから、寝た子供たちの枕元にプレゼントを置いてやっとの終了。
クリスマスイブの夜はとりあえず楽しんだので、クリスマスの午後にはクリスマスツリーを片づける。クリスマス撤収。
いつまでもクリスマス気分には浸ってられない、キッチンの大掃除が待ってるから。
私はずっと前からだけど、年の瀬が迫って来ないとやる気にならない大掃除。
水回りは汚れも酷く、時間かかりながらもやらねばならぬと、ばたばたしながらもきれいにしていく。
29日は苦しむからって日が悪いらしく、28日にお餅つきをする。
だから、本当は大掃除も粗方片付いてないといけないのだが、中々そういうわけにはいかない。
お餅つきは餅つき機だったけど、それでも半日仕事だった。
昔は4升くらいは搗いてたと思う。
この頃はそれでも2升、今年は30日に餅つきの予定。
やり残しの掃除をしながら、おせち料理にも取り掛かる。
私んとこのお雑煮はぜんざいなので、小豆を煮る。
黒豆、田づくり、煮しめ、大根の煮物は外せない手料理。
2台の石油ストーブにも鍋かけて煮る。
後は買った来た物で、蒲鉾やら昆布巻きやら伊達巻やらを、重箱に詰めていく。
大晦日には、夕飯に年越しそばを食べるので、それも準備しつつ。
紅白歌合戦はゆっくり見たい派なので、それまでに終了させて、お風呂にも入って・・・と、大忙し。
さすがに、年明けて正月には疲れて寝込む私。
やることない寝正月でなく、体調悪化の寝正月。
そんな大変な年末年始をしてた時代も私にもあったなと、思い出した。
私には楽しいクリスマスの思い出がなかったから、子供達の笑顔と素敵なクリスマスの思い出を作るための母親の頑張りだったと思う。
子供が大きくなって、クリスマスツリーは飾らくなったけど、やっぱりクリスマスプレゼントはしてたし、チキン料理もケーキも用意してた。
今、クリスマスケーキは次男がスーパーのポイントで買ってくれるが、クリスマスプレゼントは、交換にならず私はサンタのまんま。(育て方か??)
母(私)にサンタさんは相変わらず来ない。
少しづつクリスマスの過ごし方も変わってきたけど、あの頃、子供達のために頑張ってた自分を誉めてあげたい。
誰かのために、クリスマスを頑張ってる人はたくさんいるに違いないと思いめぐらせながら、今簡単なクリスマスを過ごす。
今、私のクリスマスの楽しみは小田和正の”クリスマスの約束”ってテレビを見ること。
昨夜は、コロナで2年ぶりに放送があった。
夜遅いので、眠くなるのを頑張って頑張って見る。
一人、コタツに潜り込んで見るテレビ。
素敵なハモリにトップリ浸かってが、私のクリスマス。
楽しみにしている番組、続いて欲しいなぁ~。
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