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(後半)THINK09(2011年12月4日)/ゲスト:青木良太さん(陶芸家)


青木良太さんをお迎えした時のTHINKのダイジェスト,続きです.

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ーー定期購読マガジン THINK BOOK について
THINK BOOK は,読む "THINK" です.Suppose Design Office の谷尻誠が毎月魅力的なゲストを招き「"考える"ことを考える場所」として開催しているイベント"THINK"を読み物として再構成してまとめています. 多彩なゲストとの間で繰り広げられる本音のトークはここでしか聞けないヒントがたくさん詰まっています.過去100回以上に及ぶ記録資料などの掘り起こしを含め,月に2回程度,定期購読マガジンとして掲載していくので,よろしければ定期購読していただいて,皆さんの日常をTHINK するきっかけになれば幸いです.(谷尻誠,西尾通哲:共同編集)

つけ麺と作風と飽きること

谷尻誠(以下,谷尻):
卒業して,個展して...

青木良太さん(以下,青木):
それから作家活動に入って.

谷尻:
どれくらいの時期に,自分の作風みたいなのが出来てきたんですか?

青木:
自分の作風は,学校に入って半年くらいに何となく見えてきましたね.

谷尻:
半年っていうと,釉薬に詳しくなったことっていうことですよね?

青木:
もう,こういうのが作りたいっていうのは出来ていましたね.
でも確かに他の人と比べると早かったんだと思います.建築家って作風っていつごろ出来るもんなんですか?

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谷尻:
作風は,僕はいまだに決まってない気がするんですよ.作風がないっていうことが自分の作風というか.フィルターみたいな存在でいたいなと思っています.

青木:
なんか美容師さんみたいな感じですよね.

谷尻:
ああ,なるほど.たしかに.

青木:
建築家の作風って,固定的なものなんですか?

谷尻:
僕はどちらかというとそういうのが苦手というか.毎回新鮮な気持で作りたいというのがあって.例えば,自分でも凄く良いのが出来たと思うじゃないですか.

青木:
はい

谷尻:
でも,その時って,もう飽きてるんですよ.
もっと何か出来るんじゃないかって思い始めているので,なんかしっくりこないというか.

青木:
いままでで一番バチっと出来た!って思ったやつってどれですか?

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