コミュニケーション能力の高い人材シリーズ第二段
butadaさんシリーズ②
登場人物・・・butadaさん(29)見た目は40歳 巨漢 小さな狐目
丸坊主で△おむすびの様な顔。
コミュニケーション能力の高い人材butadaさんはコミュニケーション能力が高いと自分でも自負している様です。
最近Zoom交流会が開催され、butadaさんは入社2年目の新人域の人ですが、部長やベテラン社員に混じり、ライブ中継のゲームに参加していました。
「何か披露する芸のある人はいますか?」の司会の声に「はーい」と手を挙げるbutadaさん。
コミュニケーション能力は抜群のbutadaさんなのです。WEBカメラを操作し自分の芸を説明しながら行うbutadaさん。「今ご紹介している芸は、会話力が必要です」と言いながら得意の会話力を披露するbutadaさん。
無事披露し拍手を貰うbutadaさん。自信満々のbutadaさん。
次の日自分の職場に戻って来たbutadaさんは、早速コミュニケーション能力を発揮。「これからミーティングを始めます。昨日の業務の反省点は何かありますか」「特にない様ですので、自分が1つ気になった事をみなさんにお伝えします」
butadaさんは良く喋るのだが、だから何だと言うのだろうか、という事が多い人材です。つまりbutadaさんの会話力とは「喋る」だけなのです。会話力のみの人材なのです。butadaさんが話した内容は報告のみであり、つまり喋るという行為だけが重要だと思っている人材なのです。職場で一日中喋っているのがbutadaさん。喋る事が仕事だと思っているbutadaさん。一番良く喋る自分が最もコミュニケーション能力の高い会話力の高いと自慢しているbutadaさん。業務よりも喋る事が大事だと思っているbutadaさん。
4月1日 butadaさんは前日に職場異動となりました。理由は業務不適格の判断がなされた為です。butadaさんは業務を全く理解せず、会話力だけに特化していたからです。非常に微妙な仕事振りでしたが、最後の最後に2年勤務しているにも関わらず、業務習得が出来ていなかったのです。恐らく入社日から変わらず活躍してきたのは会話力だけでした。つまり業務適応力は入社初日と変化がなかったのです。貴方の職場にもいないでしょうか。
会話力に長けているが、良く観察してみると業務について入社初日と同じ質問を繰り返している事を。同じ失敗を繰り返している、毎日の業務は会話力だと思っている、同僚や上司とコミュニケーションを取る事が仕事だと思っている、コミュニケーション能力の高い人材と周囲は評価している訳ではない様です。だから職場からいなくなりました。 butadaさんはそれでも会話力を発揮している様です。butadaさんはコミュニケーション能力の高い人材であるが、業務不適格であり仕事を理解していませんでした。