現代を象徴していると感じたとある転職モデルケースのお話
私の職場ではないのだが、現在26歳となるAさん(仮名)のお話。いやぁ、(仮名)とかライターっぽくてちょっと使ってみたかった。。。。(感慨)という自己満足は置いといて。
26という年齢は40代も半ばにさしかかる私からすると正直若僧ですが、私が若い時から何も変わってない、日本の闇がここにあるなと感じたことの一つ。別に日本だけのお話でもないのかもしれないが。
まず、学歴からすると私と同等のようで光るところではないが学歴フィルターにはあまりかからない感じ。なので、周りには大手企業に就職されている方と言うのもいるだろう。
26歳の時点で職を転々としてきており、(バイトやパートタイム)「そろそろ落ち着かないと」と思い、今の職に応募してきた、という感じである。
よくある話であるなと思ったのは、この方の場合、新卒で企業の正社員として働きだしたものの、合わなくて退職。しかしそのままバイトで繋いで今に至るという模様。
本人に問題があるんじゃない?とこれだけでは思うのだが、明るく応対もハキハキとしていて、特に問題はなさそう。しかし、今まで短期間で離職してきている事実が知れられており、続くのかなと懐疑的。と、そんな状況。
このケースの何が闇なのか、というと、こういう話を非常に多く聞くという事態が問題であるなぁといつも思っている。「新卒で合わなかったら辞めた」というのも個人的にはあり得るお話ですので、良い。しかしその後の面接では「すぐ辞めるから」というレッテルが貼られてしまい、なかなか採用しているところが見つからず、バイト生活になる。そうなると益々若い時期のキャリアの機会が浪費されて行ってしまう。いかんともし難いジレンマに陥る。
辞める理由が本人にあるケースもあるが、私個人としては例えば「長期的な展望と育成を示してあげられない会社」「根性論しか突破口が見いだせないノルマの達成方法」「法令順守と言いつつも正反対を突き進む形骸化、形式的コンプライアンス」など、雇う側の問題は後を絶たない。できない理由は「昔からそうだったから」「ちゃんとするとお金がかかるから」「そもそも今がぎりぎりで皆がんばっているんだから」という事柄を前提に新参者には非常に厳しい。新卒採用や若者が息苦しさを感じるのも非常に良くわかる。※ちなみに上記は経験上のお話であります。
結局私が「若僧」と言われた頃の20年間、あまり世の中は変わっていないのだと、少し寂しい気持ちになってしまったので、今回ここに書き留めてしまった。
かと言って、40を過ぎてやや健康でもなくなってきている私がこういう世の中に貢献できることは何なのかな、とか夜道を歩きながら考える秋の帰り道。こんなことを考える事態おっさんになったし、余計なお世話なのかもしれないですが。
若者の皆様、お疲れ様です。楽しいことはありますが、今を大事に。
良い、キャリア形成を。
(すみません。バタバタしていて水曜日にタイムリーに更新できず。読んでいただき誠にありがとうございます。感謝しております。寒くなってきましたが体調にお気をつけください)
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