あなどれない、最近のSquier by Fender
かつては"安かろう悪かろう"だったSquier
Squier。ギター好きじゃないと馴染みじゃない名前かもしれないけど、Fenderのaffordable、つまり価格的に手の届きやすい価格帯のブランドがSquier(片仮名だとスクワイアーってかんじでしょうか)だ。
以前のSquierは正直ひどかった。
リサイクルショップで買ったのがたまたま悪かったのかもしれないが、P-90タイプDuncanを載せ、22フレットのテレキャス、確かVintage Modified Teleだったと思うけど、これはネックは波打ち、フレットのサイドがバキバキで、やすりで磨かないと指を怪我するような感じだった。それでも、トラスロッドを調整したらDuncanのおかげもあり、案外良かった。
その後もチョクチョク、ヤフオクとかで面白そうなSquierを買ったりして楽しんでいたが、質は少しづつ良くなっているなぁと感じていた。
最近のContemporaryシリーズは凄い!
ちなみに、私はステルスPR嫌悪派なので、これはPRではなく正直な意見なのだけど、現行のSquier Comtemporaryシリーズは素晴らしいです。
主な理由ですが:
①かなり斬新な試みがあって、とにかく弾いてみたくなる
②価格が安いから失敗を恐れず購入できる
③ちゃんと22フレットまである!
最初に驚いたのは、下記写真左のThinline Telecaster。
以前人気を集めたCabronita Telecasterのルックスに、シンライン構造のボディ、そしてJazzmasterタイプのピックアップという、なんともへんてこなギターだ。ところがボディは軽くて取り回しは良いし、サウンドもシンラインなのに芯があり、歪ませてもどっしり来る重厚なサウンドが出せちゃう!
こんなに良いSquierが出たら、Fenderが売れなくなるのではと心配したくらい。
写真右は、ContemporaryシリーズのJaguarを名乗ったギター。ジャガーなのに、ハムを載せタップもできたのだが、こっちはまあまあだった。そもそもStratとTelタイプが好きなので、合わなかったんだろうと思う。
驚きの2連発!
そして度肝を抜かれたのが、この画期的なPU配列のStratocasterだった。
ストラトはPUが平行にネック⇒センター⇒ブリッジと並ぶのだが、こいつはPUを少しスラント(斜めに傾け)、なんとセンターPUをブリッジ側に寄せることで、これまでのストラトとは異なるサウンドを出せるのだ。本当に面白いギターでした。今、またデジマートで安くなってるので、また購入しそうでヤバイです。
次に魅了されたのが、2ハムのテレキャスター。ブリッジ側はレールタイプのハムで、タップはないという思い切った仕様。とにかくサウンドが歯切れよく、実は最初にゴールドのを購入した後、売ってしまったのだが、サウンドが忘れられず、再びホワイトを買ってしまった(今はもう手元にはないです)。上記のStrat同様、ネックはRoastedで、これもサウンドに良い影響を与えてくれている気がする。
日本製だとバッカスの廉価版の評判も高く、実際に所有もし感心したものもある一方、外れも正直ありました。
安いギターで面白いギターをお探しのあなた、Squier、おススメです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!