④障害者だと認識した日
両耳難聴でしたが、小学生の時は特に困ることもなく、そんなこんなで中学に上がりました。
友達できるかなとか、そういう不安はありました。クラスで仲いい特定の子はいませんでしたが、地味なりにもそのクラスで楽しんでいました。
中学2.3年はクラスの雰囲気が自分に合っていて、とても楽しかったです。この時に書いた作文?でそうか自分は障害者だったんだと、改めて認識しました。
そう思ったきっかけをはっきりと覚えています。
福祉や教育……?色々なテーマから好きなのを選択し、作文を書くのがありまして、
私が素直に書けるのは、補聴器と聞こえについてだと思い「福祉」を選んだ記憶があります。
いざ文字にしてみると、なにか見せつけられたといいますか。今まで確かに自分の手の中に隠し持っていたものを、目の前に広げられた感覚に陥りました。
その頃から電話が聞き取れなくなるなど、苦労した面も出てきたからでしょうか。妙に障害者だったと現実に突きつけられました。
作文には、障害者手帳が与えられないのはなぜかについて書いたような気がします。そしてちょっとした賞をいただきました。
その頃は障害者手帳いらないけど必要な人もいる、なんて書いたけど。今はもらえるものなら欲しいかな。補聴器もっと安くなればいいのにな。
大学に入ると、これからサポートが必要な時は、自分から動かなければならないと思い知らされました。
歳を重ねるにつれて不安要素が増えて、より実感が湧くようになりました。
それでも愛されてるなと思いますし、サポートしたいと思っていただけるような振りまいを心がけています。媚びてるとかそういうことではなくて。
人の優しい行動にはいち早く気付く人でありたいです。
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