見出し画像

恋のチューインガム。

帽子を被るんです。

通勤の時に帽子を被っているわけです。

それで気がついたら何日も被り続けていたわけです。


清潔感ですから。

もう初老なので、清潔感が大事ってことですから。


会社の人に

「帽子が臭かったらごめんなさい。」

なんて謝ってみたり。


ほんとはそんなに臭くはないと思いましたが、このくらいは言っても良いなと考えたのです。

謙虚ということ。

人って字はさってこと。

自分の匂いは分からないと聞いたことがありますから。

軽いジャブってこと。


「帽子は大丈夫です。」

そんなこと言われたり。


帽子は大丈夫なのかと思いました。

帽子はなあと思ったのです。

帽子だけはと思ったのです。

帽子は大丈夫とのことで、大変助かったのです。


人生には落とし穴があるのです。

どうやら僕は今そこに落ちているようなのです。

欲しかったのは、そこじゃあないなあと思いました。

欲しいものは、いつだって手に入らないなあと思ったのです。
(おおげさ。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?