ひら、ひらと。
日々を過ごすうえで、
必要でないと思うことがあります。
僕にとって「天気の話」がそうかもしれません。
一緒にいるにも関わらず
「あ、雨が降ってきたよ」とか
「最近日が短くなったね」とか言われてしまう。
そういうことです。
僕も雨に気がついてましたってこと。
僕も日が短くなってきているのは、
分かっていましたってこと。
そんな話は必要ないなあと、若い頃は思っていたわけです。
無駄だなあと。
触るもの皆傷つけた年頃でしたから。
そんなに俺が悪いのかの時期でしたから。
ララバイ、ララバイ(しつこいし、若い人は分からない)。
それで最近、52歳になった最近、
「ほら、雨だよ」とか
「なんだか暗くなるのが早いね」って言いたくなりました。
誰にでもではないですが、言いたいなと思うことが増えました。
これって会話のなかの深呼吸のようだと感じたりするんです。
もしくは瞬きみたいなものかと。
深呼吸すると、会話がなんだかしっとりするんです。
瞬きしたら、会話が楽になるんです。
小さな共有が欲しくなることがあるんです。
なんだかそれは大人の気分。
子供のころから「早く大人になりたい」と考えていました。
それで早くかどうかは分かりませんが、
大人になれて良かったなと思うんです。
もしかして世の中は、
たくさんの「深呼吸」や「瞬き」で出来てるんじゃないかと。
そこに気がついただけでも、なんだか僕の勝ちだなと。
そんな気分になることが人生には時々あるものです。
それが良いか悪いかは分からないということです。
どちらでも構わないということです。
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