保育士の私が子どもたちから教えてもらったこと…その3(今回は園長先生から)

今回は、園長先生のお話です。
初めて保育士として働きはじめた時の園長先生は、小柄で穏やか…でもユーモアもあって話しやすい方でした。

ある日、職員室で療育記録を書いていた時のこと。そこには他の先生方も何人かいました。子どもたちの関わり方や今後の支援など、先輩の先生が園長先生に相談していました。
園長先生は、ずっとうなずきながら聞いていました。
そしてこう話されました。
『私は、この仕事を《大変》と思ったことは一度もないよ。ただ、今でも思うのは《難しいなぁ》ということです。子どもたちのことを考えながらいろいろな支援を試みてごらんなさい。答えは子どもが出してくれます。』
(なるほどなぁ…)と思いつつ、当時の私はおそらく実感がありませんでした。でも今なら心からそう思います。

保育士人生の最初の園長先生の教えが、今の私の土台になっています。


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