すきなひと
好きで、愛してる人は、たったひとり。
そんなふうに決めつけていたんだなって思う。
たった一人を愛し抜いて、他の人には目もくれないで、ずっと一緒にいられることだけが愛だって思い込もうとしていた。
そうじゃないと、いろいろ都合が悪いから。
社会的に。
現実社会で。
周りに嫌われて、生きづらいとか。そんな感じ。
でも、愛はそんなに限定されていないんだと気づく。
独占できなくても、いっしょにいられなくても、たとえば、拒絶されていると感じても
自分の子宮の奥の方から湧いてくる、確かな愛に違いはなくて。
だから、これは、愛しているってことだな、とわかる。
たしかにわかる。
愛している人が、他の人と一緒にいても、それは別になんの問題でもない。
家族でなくても、つながっているし、つながっているとわかっていれば、それでいいんじゃないかと思う。
手をつないだり、抱きしめたり、キスしたり、交わったりしたい、というのもあるけど。
触れなくても、一緒にいる。
つながっているし。
それは、ひとりに限定されてないじゃない。
私の愛する人たちに、私の愛を、余すところなく送ろう。
出し惜しみせず、こよなく愛そう。
愛は、ここにあるよ。たしかに。
まったく疑いようもなく。
魂がそういっている、その声を信じよう。
地球と宇宙とまじわって、私の愛がただよって、きっとあなたに届くだろう。
何度でも出逢うよ。
間違いなく。
私はただ、美しく、ありのまま、ここで。
待っているのでもなく、迎えにいくのでもなく。
ただ、ここにいる。
あなたが幸せでありますように。
愛に満たされていますように。
もしも、私に会いたくなったら、ここにおいで。
いつでも、いいよ。
だいじょうぶ。いつも愛してる。