パクチー パセリ
わたしがあなたを、愛してる、 ってことは 知ってる?
眠っているあいだに ふと 気づいた あれは、愛の告白だったかもしれない もっと ていねいに もっと だいじに 受けとったらよかった ありがとう
わたしたちのあいだには、 何もなく すべてある この関係には なまえがなく だけど たしかに 存在する そのことの 波にゆられて ただよっている
自分が相手を好きで 相手ももしかしてそうかな?って なんとなくつうじるとき、あるよね? つうじる感じ。 カンチガイのときもあるけどね。
いままでに見たこともない顔をするから ドキリとした あんな風に笑うキミを ボクは見たことがなかった くしゃくしゃの顔で 嬉しそうに笑う そんなキミを とても愛しく感じるんだ
わたしが彼に望んだことは 難しいことは一つもなかった かわいいとか、きれいとか、誰にも言われないけど、 たまに言ってくれないかな? 好きって言葉にしてほしいな 手を繋いで歩きたい たまにはぎゅっと抱きしめてほしい 疲れてるとき、優しい言葉をかけてもらいたい ありがとうって言ってくれたら喜ぶ そんなことだった。 だけど、彼には難しいことだったのだろう わたしの望みは叶えられることはなかった してほしいことをしてあげなさい それが戻ってくるから という人がいる
きっとあなたは待っていてくれる わたしにその安心感をくれたひと 愛さないわけにいかなかった なんども なんども くりかえし教えてくれたから
軽い曲調で なんでもないことのように 唄う 好きで好きでどうしようもない あんなふうに軽やかに すきだったら よかったのかな? そんなふうに 思い出してしまうのは まだ 好きで好きで好きで どうしようもないから なのかもしれない あなたのなかにはなくて わたしのなかにあったもの
もう違うのだ、とわりきって 次に進もうとした からめとられた もつれあった ぐるぐるした のびきったゴムのように ひっぱって はなれて のびきってなくて 引き戻されて もう無理なんだなと あきらめたのに まだ、夢でみる 夢でみるキミは どうしてそんなにやわらかく あまやかで やさしいのだろう 目が醒めてしまうと 指のすきまから こぼれおちて 泣けてしまうよ
大切にする、を 間違えたかもしれない 踏み込まなければ 自分を見せない彼に そのままでいるのを優先したら 近づけない だいぶ、ほんきだから と言う ほんきなら、 伝えなければ 知ろうとする勇気を持とう
ふたりのあいだに、 ぴったり、しっくりする言葉がなくて わたしたちには、 いつも言葉がたりない 奥深いところに 眠らせている。 もう目醒めて動き出してしまったけれど。 言葉にするのが こわいのかしら 言葉にできないもどかしさと 言葉にならない確信が ふたりのあいだに 横たわっている わたしとあなたのあいだ 言葉にしたら はじまる 終わりのない旅
あなたは、 あなたがおもうよりずっと 愛されてるかもしれない もしかすると
いってきます と言って 歯が抜けた口もとを大きく開けて きれいに笑った キミの笑顔は こんなにも美しかったのか 一度も振り返らずに まっすぐ進むキミを見て 涙がでた とても美しい朝
たとえば、可能性も、関心もない。 ということをわかりやすく、表現されている。 それは、誠実ということだな、と 理解できた。 可能性も、関心もないのに、 なにかあるようなふりをされて、 いつまでも振り回されてしまったことを 思い出したら、 なんと清々しく、信頼できることだろうか! と思うのだ。 そして、関心や興味がないことを示す行動が 失礼に感じないということ。 それぞれ、そうなのだと受け取るだけ。 そのことがありがたい。
しあわせになる、のではない。 しあわせである、のだ。 自分になる、のではない。 自分である、のだ。 どんなときも。 この瞬間。
すごくすごく優しいから。 優しいんだよね。 優しいと、勘違いするよね。 優しくしなくていいよ。 もうじゅうぶん やさしくしてもらったから 優しい優しいひと